天五から日本橋

nae586252008-03-28

毎日ふらふら出歩きだすと、何日も続くものだ。気候も桜の季節だしてんで今日は大阪ぐるっと回る。全然そんな積もりじゃなかったのにね、これぞ散歩好きの本領発揮か(?)
大阪行きの電車に乗り、天満で降りて一度行ってみたかった天五古書を訪ねる。少し入口が回りが派手なせいもありわかりにくいが、何人かから地図付きで教えてもらってたのですぐ見つける。その名の通り天神橋五丁目にあり二階へあがると、予想以上の明るくおしゃれな店だった。ジャズがしぶく流れ、美術関係の図録や落語の本に、ちくまと講談社文藝文庫をメインにした棚があり、ちょっとブックカフェかなと思うようなすっきりしたレイアウト。店主の方に挨拶をして水上勉『一休正三』を買った。ずっと業者か客かわからない人がしゃべっていたので終わるのを待ってたがヒマなのか終わりそうにないので、少しお話して写真を撮らせてもらう。去年11月に移転し新しくオープンしたばかりなのだそう。挨拶がわりに、「ほんの日記」とほんの手帖を一部づつ渡すと今度から置きますよ。と言われて思わぬことによろこぶ。東京にあっても似合いそうな古書店で、また来たくなる。
天五から三丁目まで歩き、今年はじめてですみませんと天牛書店へ。こっそり本を見てたら見つかり、平店長を呼びだしてもらい恐縮したな。相変わらずお客さん多く、話しててもどんどん売れている。永山さんはバイトから社員になって名刺をいただいた。三人ともノロ仲間で笑う。いつもなら、それで帰るのに南森町から地下鉄に乗る時に、ここで行かねばいつ行くかわからないと日本橋まで乗った。ひとりで歩くのはなんと12年以上前で、大阪パワーのすごさを感じる街だねぇ。出たとこが黒門市場ではじめて中を歩いたり、二つ井戸のあったあたりを写真にとり千日前から道頓堀に行くのにうろうろし、これもなつかしい法善寺横丁の道を見つけ、はじめて夫婦善哉を食べたり、なんだかほんとなんだろかとお上りさん気分であっと言う間に時間が過ぎた。
道頓堀の中座は食べ物屋の集まっているビルに変わり、その向かいにあった天牛本店は、づぼらやになっていた(大体の場所)、戎橋の角がなんとツタヤで新刊書店とスタバになり、これがドアのないオープンで広くまるでニューヨークあたりにあるブックストアみたいだった。道頓堀で本屋があったんだよ。外国人も多くカフェとの境もない、新しい書店らしい雰囲気が受けている。本は殆ど雑誌と大阪物や新書が主に目立っていたな。DVDなどは上階にある。今日はこのツタヤブックと天五古書の二店をはじめて見てまわった。新しい書店に入るのは、どこか新鮮でどきどき感がありたのしいが、どちらも対象的だがおもしろかった。大阪は広く人もケタ違いに多く、いつも現実感のないまま帰っていく。
すごく歩きまわったので足と体は、しっかり疲れた。
(携帯写真館 天五書店の店内 これが古書店の棚だっせ)