櫻守公園

nae586252008-03-25

いよいよ桜の季節になってきた。この時期が来ると、じっとしていられなくなる。我ながら子どもぽいと思うが、花が咲くとうかれてしまう悲しい性(サガ)
伸びた髪の毛をカットしに摂津本山駅までひと駅乗り、美容院でカットした。ここから歩いて岡本へ阪急の線路を潜り、住宅街の中に隠れ里のようにある通称「櫻守公園」へ行った。ただの桜の咲く公園でなく、笹部新太郎邸の跡を公園にしたもので庭園をそのまま残しているもの。回りを多種の桜が咲き、真ん中に川と瀧と池を石で似せて作られている。櫻守は笹部氏をモデルにした水上勉の小説で知られた。地元の資産家だったのを桜を守る為全財産を使った人。公園には、エドヒガン(彼岸桜のひとつ)が五部咲きほどでソメイヨシノは嫌いでここには植えられていない。初めてここに来たのは5年前だと思うけど、毎年一度は訪れている。静かで、ここでは騒ぐ人もいないマナーの良い人が集まるし外人さんも多い。
櫻守公園から阪急岡本へ行く道も桜が多く、道は車も通れない細い道でお陰で散歩するのにとても良いのだ。古い住宅地で路地のような道が岡本の山手には多く桜の木もずっと同じ場所で咲いている。谷崎潤一郎の小説に出てくる家がまだ残っているような感じがある。岡本駅の南側は、甲南通りになって来るたびに店が新しく変わっている商業地帯だが北側は、この道の狭さもあり昔のままで大変よろしい。これから、しばらく桜に誘われてじっとしてないだろうな〜
(携帯写真館 櫻守公園 笹部邸玄関跡から望む。 しばらく続きますがご勘弁のほどよろしうに)