宝塚線

JR宝塚線の電車に乗り、出かける。早めに家を出て、芦屋で途中下車し大丸内にある書店を覗くけど駅の本屋の特徴をしみじみ感じるな。一体どちらへお出かけ?と思うよーな馬鹿みたいに着飾ったおばさん方とすれ違うのも疲れるし、すぐ電車に乗り、尼崎で乗り換えした時に構内にある書店に入る。う〜む駅が違うと微妙に本の出し方も違う。芦屋は半分ほど学参と幼児教育、絵本におしゃれな婦人雑誌とマンガだったし、買う人殆どおらず冷やかし(と言うのかな)だが、尼崎はまだ買う人がいるし売れてる感じがある。乗り換え駅だし会社員も多いんだろね。雑誌が7割もある。学参殆どなし。こうして駅ごとに本屋の顔みたいなのメモするのも地域性とかわかるかもね。
宝塚の手前の大学のある駅で下車し、とぼとぼと田園風景を見ながら歩き辿り着く。今日は演劇部の卒業公演「雨かしら」があり、娘A子さんが出るので最後だし見に来たのだった。仕事で来れないと思っていたのが、休み中なので見にこれて良かった。二時間弱の劇は娘が主役を務め、最後の方でそれこそ走馬灯のように中学1年の文化祭で初めて見た劇の娘の姿を思いだしていた。ちょっとうるっとなりそうになったな。8年もずっと演劇三昧で少しづつ大人になっていくのを劇の中で見るのもなんだか不思議だね。
夕暮れの宝塚郊外の広々とした道を歩き、寒さにふるえながらあっと言う間に時の経ってしまったのを思っていた。子どもを持つことは、いないよりも確かに違う大きな幸せがあるらしい。私も年とるよなぁ。