やさしい男にご用心

しかしまぁみぞれ雪まで降り、昨日も今日も外に出るとキーンと寒い。ニュースではあちこち大雪。週末にかけて仕事方面でかなり色々な出来事があり疲れて落ちこんでましたが、ひと区切をつけた形になり、ようやく落ち着く。金曜の夜、家に戻るとやれやれお疲れさま。帰り道に、冬空に白いお月様がきれいだな。
土曜は朝早くから起され、娘が大阪へ劇の仕込みで出ていくのを見送る。今日は、精神的にどうしても行く気力が起きずに初日に行けなかった、さんちか古書市へ行こうと決めていた。昼前に家人と車でショッピングセンター内にあるカフェテリアでランチを食べ買い物もしてから芦屋駅まで送ってもらい阪神で三宮へ出る。今日は寒いけど晴れて気持が良い。さんちかでは結構、人が多くゆっくり見て回りつと手が止まり田中小実昌『やさしい男にご用心』(社会思想社)200円てのを見つけ、おっ!と思わず握り拳を作っていた。コミさんの文庫は、このごろ高いのよ。他にも3冊買いやっぱ古書市は楽しいわ。ずっと大して若くない女性二人が学生みたいな会話を大きめな声で延々としゃべり続けてるのが、うっとおしい。顔を見ると三十代半ばほどでダベルんなら外でしろよと思うが、まるでお構いなし。他の人は熱心に本見てるのに、古本は見かけだけでしゃべりたい。て感じが見え見えだろ。
どっと重くなったカバンを提げて、地下街を歩いて神戸亭でコーヒーといちごケーキで休憩。早速、買った本を出して見るけどなんか、これもオタクだなぁ。と自分で思う。また元町まで歩いて、某所に今年はじめて行きここでも古本をうろうろ見て回る。今日は、古書の日なのだ。新年なって最初に行く馴染みの店では、何か買うことにしてるので、新書を二冊300円で買って少し話しをした。明日のお金が乏しいので郵便局のATMでお金を出し、元町の喫茶店でレモンティを注文すると、どら焼きがサービスで出て、またお菓子を食べる。今日は古本6冊買ったが、なんだかまだ物足りない気分。少しスカッとした。
家では、やらねばならぬげんこーが止まってるんだけど、薪積んで点火みたいに一気に書くとこまでも少して感じ。