みなさん、さようなら(書名です)

nae586252008-01-12

朝から冷たい雨。急に寒くなって日本海側は雪だとか、ええと日本海側と言えば突然ですがお雑煮にぜんざいを食べるのです。仕事場で同僚の子が田舎が能登でそう教えてくれた。小豆や甘いものが、ぜいたくだったから正月のごちそうなのかも。
元町へ出て新刊の『みなさん、さようなら』久保寺健彦幻冬舎)を捜してみるものの新刊台になく、そこで本出しをしていたFおかさんに聞いたら、あの団地に閉じこもるのねと、歩きまわって見て一冊だけ棚にあったのを出してもらう。これってすごく売れてんのか、それとも三ヶ月で整理されてんのか。なんにせよ見つかって、めでたく新年初買いをした(新刊を)。その時に草思社の話も少しするけど受入先があれば継続して出版はできるとか。新風舎はどうか知らないが、正反対のような出版社が同時に倒れるのは皮肉なことかも知んない。自費出版を巧妙に共同出版とかで持ちかけて高額などうしたって自費のお金を出させて安い実費で8割は儲けていただろうし実際には書店で殆ど売られていなかったのに全国主要書店で発売とか売りにしていた。本を出したい人の弱味につけこんだと言って良いやり方だと言われても仕方ない。おまけに誤字が多く校正もいい加減でひどかったよな。今まで大量に出している自費本は書店から全部引き上げられてしまってるらしい。
今日は家で『みなさん、さようなら』を一日読んでしまう。ぶ厚い本なのに読みだすとやめれない。なんか力あるしおもしろい。妙に団地の中の生活がリアルなのだ。新聞では、『コインロッカーベイビーズ』と『ノルウェイの森』に続く作品とか広告だしてたが、それはウソだろね。まるで違う小説。なにが近いかと思うと『バッテリー』だと思う。コピー書く人ほんとに読んだの?それに11月に出たばかりなんだから、新刊でも少し置いておくれ。今年もやっと小説を読みとおした。新刊の小説を久ぶりに一気に読んだぞ。一発屋かもしんないが、おもしろかったよ。