親友トクロポント氏

nae586252007-10-22

ぐっと冬の入りのように寒さを感じる朝、晩。お陰で早くも仕事場でインフルエンザの人が来た。これから忙しいんだよなぁ〜
しかし私は暑いのは苦手だが、少し寒い位は一番気持良い。じっとしてるのも勿体ない気分で本を見に出ていく。元町でいつもの新刊を見るが、あれ入ってるはずの新刊がまるで見当たらないよ。なんで?田中さんの苔の本もない。ちょっとなぁ新刊が入らない新刊屋はちとまずいんじゃないかな。とか思いながら店長は常連の白髪の女性の相手に忙しそうなので声をかけず、ふと文庫で『ガダラの豚中島らも集英社文庫)を手に取ると、一気にらもワールドに入ってしまう。らもさん最高だね。神戸古書恒例市の目録を一部もらい、コーヒーを飲みにカフェ・アズマへ。いきなり、なえちゃんとこBS見れる?と聞かれ、見れるよと言うと松坂どうなったんやろとか。あら、知らないよ。野球まるで興味ないからなぁ、唯一チャングムだけ金曜晩に見るだけだもんね。とか、あれこれしゃべる。ほんまにこの為にBSつけてるようなもの。テレビ余り見ないのよ。
帰り際に、これちょっと面白いで。と「親友トクロポント氏」三橋一夫を借りた。日本のSFファンタジー小説(1949)で普段このジャンルも読まないので東さんがおすすめのは外れがないので、読むのが楽しい。ここで『たんぽぽ娘』や『熊が火を発見する』など、教えてもらったもんな。
仕事の後、久しぶりにお疲れビールを飲み東京コロッケをつまんで、「親友〜」を読んだ。ふーん確かにすこし他で読まない小説だな。これが約60年前に書いたのがすごい。すこし村上春樹の突然アシカが家に来る話を思いだした(村上朝日堂のどれかだった)もしかして、ネタにしたのかな?