ゆるい下り坂

あっと言う間に連休が終わる。雨は降ったけれど午後から念力のように止んだ。京都へは行けなかったけど、時おり晴れ間も見える空を見てよかったね。と思う。どうも休みになると気が抜けるのか、体が調子が良くない。昼過ぎまで家でゴロゴロしてたが、家族が出かけたので私もふらふらと電車に乗り武庫川へ。
ほんとにいつも行くのは古本屋ばっかりだなぁ。なんだかなつかしい武庫川の商店街を歩いて、街の草へこんにちは。雨のせいで本は出せず店内は本の山だ。加納さんがいつものように出てきて又缶コーヒをごちそうして貰う。たまにはあんたも何かおごれよ。ほん手展の様子や成功した話しを店内で本を見たりしながらしゃべり、宇野浩二の『大阪』がないとボソッと言うと急にパソコンで捜したり全集を見てまわったりしていたが、まるで見つからない。ないと思うと余計欲しくなる古本さがしよ。でも本当に好きな宇野の作品は実は童話にあるのだ。「少女の友」にはじめて掲載された童話が多分、一番好きな作品だろう。これが一番欲しいかもしんないな。
週明けて、火曜から仕事でかなりしんどい事が続きそれがどう思っても理不尽なことだった。そんなのが二日たて続きにありうんざりし、なんもかも知らんわいと辞表を出したくなる。何故か悪いことも続くのねぇ。仕事が終わってから同僚と帰り道並んで歩きながら、外でしか言えない仕事場の話をあれこれ言いあう。まだ話しできる人が居てよかった。
東京へひとつメール便を送り、しばらくぼんやり。秋らしい気候がすこしウツに感じるな。