あやしい雲ゆき

日中は暑いぐらいの晴天で彼岸花も満開に咲いている。しかし夕暮れから、あやしい雲ゆきで明日は雷を伴う雨らしい。う〜む・・・雨はいやだな。
やっと髪の毛をカットしに相変わらずの元町へ午後から出る。美容院も元町にあるから。二ヶ月ぶりに髪の毛がすっきり。ほん手展が終わりやっと休日らしい一日になった。昨日、天牛書店の平さんからメールを貰い、その為に地図をさがしたり古い資料を出したりはじめるが流石、百年の歴史を持つ古書店の創業は殆ど大阪の文化史と同じようにつながっている。平さんから借りた「大阪人」のバックナンバに、道頓堀の頃の天牛本店の写真があり、これがなんとも古本好きなら行きたくなる古本屋だった。何年も古本屋めぐりしてると見ただけで、あっ！と思うあたりな店がわかる。道頓堀の天牛書店はそんな店。今ないのが、すごく残念だな。熱心に地図つきの大阪ガイドマップを見てると家人が、そんなのが金になるんかとチャチャを入れるが無視。金のためにしてまへん。調べたかった事も殆どわかり日曜はひさしぶりに心身休養の日にした。東京行けず、すみません。
美容院を出て、ふらっと行くのはやっぱり古本屋で、その天牛本店の写真を見せてディープでリアルな話をする。そうしてふと思い出したのが、子どもの時に母親と道頓堀の中座へ喜劇を見にいったことで、古本屋さんがあったのも思いだす。そうだ私は子どもの頃に天牛書店の前を歩いて見た。この写真と同じ古本屋だった。かれこれ４０年近く前のこと。ほんまにウソみたいだけど、ほんまだっせ。母は大阪人で私が子どもの頃よくお笑いを見に花月や中座へ連れて行っていた。中座の入り口も出し物まで覚えている。なんだか少し縁を感じるなぁ。
そこから喉が渇いたのでサンマルクでアイスコーヒーを（日曜はいつもの喫茶店は休み）飲むけど、ひどく不味くまるで木屑を焦がして人口のコーヒー味をつけた水みたいな気がした。お陰で胸がむかむかしてオエッとなった。二度と飲まないよ幾ら安くても。この手のチェーン店のアイスコーヒーは皆似た人口の味がするけど、ここはひどい。
家に戻り、夜は昨日放映してた「フラガール」を見よう。途中から見てたけど良かったな。蒼井優ちゃん、すごくよかった。どこかの不機嫌女優よりかずっと良いぞ。