言いだしかねて

nae586252007-08-23

しかし昨夜のカミナリすごかった。空が怒り狂ったように放電し、絵に描いたような稲妻がジグザグに落ちるのをはじめて目の前で何度も見る。雨が激しく降り夜中には、止み月が見えた。天が咆哮していると言うのがぴったりな晩だった。
雨のお陰で、今日は久しぶりに涼しくなり朝も夜中に何度も目が覚めるのが一度も覚めずに眠れる。暑くないからだろう。このまま涼しくなって欲しいけれど、そんなワケには行かない。
やっと、涼しくなったのを待つように春からご無沙汰の口笛文庫へ行く。暑すぎて六甲の坂を上がる気力が出なかったのだ。なだらかな坂を宇仁菅書店をちょいと見てから口笛文庫へ。中はクーラーが利いて涼しい。絵本がなんでもなく魅力的においてある。尾内さんにあいさつをし、ほん手展のハガキを渡し、販売もするんですか?どんなのを売るのか等、古本屋らしいことを聞かれる。店内をうろうろし帰りがけに「アルネ」3号(2003年)に村上春樹エッセイ「言いだしかねて」があり、安西水丸の服の記事が後にあったり、なんだだ村上朝日堂コンビで買う。このエッセイの「言いだしかねて」は初めて読んだし、ゲッツやビリーホリディの歌ったのを聞きたくなった。「アルネ」10号では村上春樹の自宅を初訪問インタビューつうのがあって、これも持ってるのだ。他にヤンソンの絵本も買う。その後、う〜んどうしよ足伸ばそうかなぁと思いながら六甲に来ると休憩する喫茶でアイスコーヒー飲みながら買ったばかりの本を出して読んでると夕方になってしまう。駅構内にある菓子店で文明堂のカステラを買って、ぶらぶら中でバッグを見ると自分のと同じバッグと財布があり、バッグが68000円(プラダのショルダーバッグ)で財布(グッチのクロ)が48000円と値札が下がっていて、ほんまかいなとショーウィンドをしみじみと見た。自分でお金出して買ったわけじゃないから、そんなの知りませんがな。しかし、なんだかハッタリくさい値段だねぇ。それに財布とバッグ足した分のお金を持ち歩くことはないから、どちらかだけ持たないとモノより中味が少ないよ。家に戻る道に、提灯に灯をつけてお地蔵さんが一年に一度の主役を心持ちはずかし気にしてたっていた。