赤いよだれかけ

nae586252007-08-21

そろそろ地蔵盆の頃、我が家の近くにも地蔵尊はあちこちにある。いつも散歩道にある公園の端に、きれいに赤いよだれかけで化粧なおしをしたお地蔵さんをパチリ。まぁこんな時はねと、お賽銭を出しそっと帽子をとり座って手を合わせる。誰もいないと思っていたのに町内会の役員の牛乳屋のおばさんが出て行こうとすると隣にすすっと来て、「ようお参りしてくれて。23日は地蔵盆の盆踊りするから来てな」と声をかけられた。はぁ、とアイマイな返事をする。牛乳屋は大山牛乳で震災前までウチも配達してもらってたりで顔は知ってるのだ。しかし、おばさんてよう見てはる。
今日も日中は、すごい暑さだが少し風が出てきた。ちょっと自転車ころがして本屋へ行ってみた。芥川賞が発表されてる「文藝春秋」を手に取るけど、年々この手の小説読めなくなってくるなぁ。最近ので良かったの『介護入門』ぐらいだ。そういえば、モブノリオさんは二作目を書いたような本屋で見かけない気がする。新人の作家が賞をとった後の第二作目で、よく将来が見えると言われるけれどその理由は、簡単に言ってしまうと賞をとった小説が生涯の一作、オンリーベストワンになると次に何も書くものがない状態なんだろう。書いてもなんとなく似た感じのが多い。私は第三作目で本物がわかるような気がする。古い話だけど、村上龍が『限りなく透明に近いブルー』で芥川賞をとって文壇に衝撃を与えた(だろう)、二作目に『海の向こうで戦争が始まる』を出しう〜んこれで消えるかなぁどうかなぁ。と言う感じだった。それから何年か間をあけて『コインロッカーベイビーズ』を出し、うわっすげえ。とリューは本物の小説家になったと思った。二作目から間が空いてた時間は、奥さんが仕事して生活を支えていたのを発表後になんかの雑誌で知ったな。起死回生の一発逆転ホームラン打つためには人が見りゃ、髪結いの亭主に見えるような作家も居て当然だろ。
午後、なんだか夏バテ気味で仕事に行き終わると外は暗いが、むあぁとした空気はしつこい。夕食は、ひとくち焼肉にピーマンと玉ねぎを炒めたのを添え、枝豆と冷奴。ビールがうまい。

追加 俳句甲子園で優勝した高校生の句。こんなの高校で作るのなんかおかしくない?と突っ込みたくなる俳句だったので紹介。この高校生が将来、俳人になるのだろーか?  剣山のさびしく乾く夏座敷