猫好き

連休明け、午前出勤になり仕事場へ行く。週一だけ午前の人の替わりに出るが、一緒になる受付の人が図書館へ本を返しに行く話を前にしてたり、関学大を出て読書が好きらしい、そして猫好きで先週に宮本輝の『避暑地の猫』を百均で買ったのを貸してあげた。今日、その本の話で、すごく面白かった。と言われ、そう言われると悪い気もしないので、海外のミステリが好きだと聞き出して今度は、『桟橋で読書する女』が面白いよ。と勧める。同僚(60)のYさんは、知らなかったが、本屋では売ってないだろなぁ・・・と言うと、どうして読んだのと訊かれ、うーん友人のライターさんに貰ってとついしゃべると、ええっそんな知り合いおるのん?と驚かれた。どうして知ってるの?ときかれてもね、知らぬ間にね仲間付き合いで、とかいい加減に返事をする。どうしてって、言われても覚えてないし、皆さん仲間だし。『桟橋で〜』は『読書の腕前』の記念サイン会と講演の時にプレゼントでじゃんけんに買って貰ったので、海外ミステリは苦手だけどこれは面白かったのだ。
それならと又、貸してあげようかと思うけど貰った本を貸すのも余り気が進まないし本を何度も貸すのもなんだかな。と思い一旦手元に置いた。彼女が読むときっと今度も、おもしろかった。と言いそうな気がするけどなぁ。
その仕事で、お中元にツマガリの木箱に入ったロールケーキを貰った。同僚の彼女と半分に切って木箱も貰って帰る。きれいな白木の箱で、手紙を入れる文箱にするのだと言うと、へぇとびっくりされた。おまけに帰って夜ごはんの時に家人に木箱をもらったと見せると、えらくこちらも興味を持ったらしくニスを塗って蝶番をつけてやろうと部屋に持って行ってしまった。ロールケーキは私が一切れ食べただけなのに、家族は木箱の方が欲しいらしい。ニスを塗って蝶番をつけた木箱はもちろん、私が貰うのだワトソン君。