遠い世界に

nae586252007-05-13

13日の日曜は、母の日とかで朝からカーネーションの花束を持った小さな女の子の手をひいた父親らしき二人連れ親子が駅へ歩いていくのを見る。今日は花屋さんは忙しい日。お母さんに感謝はしたくなるけど、お父さんは日頃、家にいないので余り感謝されないのね。
土曜は朝から忙しく動きまわり、須磨で学校の用事を昼過ぎまでして娘が、神戸まつりへ行きたいと言うので三宮へ制服姿の娘と二人でうろうろしパレードやサンバを見て歩く。しかし親子とも本屋へ行きたいのは同じで元町で本屋に入りうろうろ、「海鳴り」19号を一部いただく。これが無料なのはうれしいし100円でも取れば良いのにと思うほど、内容が読み応えがある。山田稔さんの文章は年齢を感じないいつも読ませる。娘K子さんは、サンバが大好きで目の前で見れて満足していた。これも神戸らしいね。
日曜は、疲れ気味でまた耳なりが小さくする。季節の変わり目にきちんと応じるのだこれは。朝ゆっくりして、ここしかないのかの西宮「ブ」へ。すごい買取の列で、本棚も変わっていた。ここで欲しい本がひとつあり、かなり悩んだ(書名を書くと無くなるから書きまへん)欲しいが、ちと高いのだ。待てば安くなるだろうけど売れたら終わり、ああどうしよう。しばし逡巡し結局待ってみる。東さんは、そんな本を勝手に隠すと言ってたなぁ。帰ってからも、しばらく気になる。「ブ」を出て、買出しをいつもの?ですると家の無いものが多く食料品だけで5000円を超えた。ああ恐ろしい・・・、二階のカフェ・レストランでお昼を家族で食べた分の方が安くなる。どんな家やねん。
二日とも晴れて暑いぐらいの天気、夕方、母の日のケーキを買いに娘とぶらぶら歩いて行く。花は、ベランダで咲いたスイートピーを切って家人の早くに亡くなった母親の写真の脇に飾った。なんとなく行きそびれて、実家の母親に夜電話すると、居らず留守電だった。また大阪へでも遊びに行ってんだろう、なんだか気にかけてたのがあほらしくなり気が軽くなる。夜、遅くにテレビでたまたま青春フォークソングの歌番組があり、加川良が生で歌っててなんと久しぶり。このメンバーで30年前なら一緒にテレビに出たかいなと思う。最後に五つの赤い風船が「遠い世界に」を歌ったが、西岡たかしがおじいさんにしか見えず、年の取ったのを否応なく感じさせられた。反戦フォークやメッセージソングを真剣に当時、若者が歌っていた。団塊おやじなんて言われるのは、きっと嫌だろうな。