棒がいっぽん

黄金週間つうのは本来今日からなのだ。明日からお天気が次第に悪くなるとかで、今日は遠出した人は、えらい目にあったらしい。ふふん、そんな日は遠出なんかしないのよ。
で、やっぱり朝から「ブ」詣でをした。車で芦屋川べりを走ると海がゆらゆら蜃気楼みたいにかすんでいる。今日は暑そうだなぁと暑いのが駄目な私は、少しうんざりして思う。倉敷行く日はお天気はどうだろか?実は、旅行に間に合うバッグがないなと発作的に思い、アディダスの黒のスポーツバッグを買ってしまった。スポーツと言うより普通の通勤にも使える横長のやつでモノが入りそうで衝動買い。それに黒の夏帽子も買った。あれ、なんだかうれしそうだな。しかし「ブ」では、最近もひとつ本がない。お昼を食べてから、髪の毛を切りに私だけまた西宮駅まで車で送ってもらい電車でも元町へ出る。
まぁとにかく先に本屋へ入るのはクセだろか。キジンキョーの野村さんと会い、6月にある神戸文学館の講演のチラシを渡される。へぇすごいなぁとどんな内容か聞いたりしてから、とにかく美容院でカットした。夏らしく短くなりスッキリして、今度は古本を見に某所へ寄るとマスクをした店主がこちらを見ていた。本は少ないが、欲しい本はあった。『棒がいっぽん』高野文子と『不条理日記吾妻ひでお、を見つけた。高野文子は全部揃えたいと思ってるので、迷わず手に持つ。あと何冊かな、三冊かなふっふっふ。少し店主としゃべってから店を出て三宮へ歩き、ジュンク堂を見ると今度は「ちくま」をゲットできる。なんだかついてるぞと、サンチカのいんだ喫茶店潮でアイスコーヒーを飲みながら、今日の収穫した本を全部出してひとつずつ読んだ。やっぱりカミサマがおいでと呼ぶ日ってあるのだよワトソン君。
本を提げて、帰るとお祭りのだんじりが通って行く。灘のだんじり祭りをしてるのだ。家に帰り、本をこっそり出して(またこんなに買ったのかと言われる前に)机の下におきパソコンでメールを見ると、三日前に気まぐれで書いた書評がbk1のおすすめ書評とかに選ばれましたとか。年に二冊ぐらい気が向いた時だけ出すけど、書評代がもらえるのがうれしい。やっぱり今日は良い日なのね〜