新緑

日曜は雨が降り、家でごろごろして昼前に西宮「ブ」へ行った。人は多いが目ぼしいものなし。最近、｢ブ」の値付けが高いままなの多し買取もひどく安くなった気がするのは、気のせいじゃないよな。
月曜はまだ疲れが残っている。娘Ａ子さんの誕生日だが本人はグーグー寝ていた。まぁ日曜まで大阪の劇があり疲れてるだろうし起こさず、朝の散歩して桜の道を通ると、もう新緑に近く桜はぼやけたようにわずかに咲いている。５月の足音がそこまで聞こえている。
家で起きてきた娘Ａ子さんに劇の様子など聞いて、おもむろに一通の郵便通帳と判子とカードを出した。２０歳になったら、子どもの頃からお年玉を私が多い分貯金していたのを渡すと言ってたその小さな儀式かな。全部は取り上げず、欲しい物買ったりしていたし高校あたりから高額なゲーム欲しくなりそれで買ったので、そんなに多くはないが１０万は超えている。よく使わなかったなぁと思う・・・定期にしてるのもあり貯金の出し入れの仕方とか教えて通帳を手渡すと、なんだか親の役目がひとつ終わった気分。思えば自分も、こうして親からお年玉を貯金してた通帳と判子を渡されたのだ。
お昼に大学へ行く前に、Ｋ子さんも好きな喫茶□で二人でランチをしながら、ボソボソと話し新学期のノートを買わされて駅前で別れる。次は３年後にＫ子さんに、この儀式をするのかな。親はこうして年取るんだろな〜
出て行こうかなと思うものの、ぐんより曇りでもひとつ疲れてるしやめて読みかけの『桟橋で読書する女』を仕事行く前まで一気に読了した。海外のミステリぽい小説を、こんなに面白く読んだのは殆どない。これは復刊して欲しい。
仕事から帰る時は雨がふっている。遣らずの雨みたいだ。
（今日の一枚　10代の日のＡ子、食欲旺盛なこの頃から演劇少女）