古本と通天閣

nae586252007-04-14

天気予報は外れて、土曜は晴れた。忙しい大阪めぐりのような一日。
その前日は、サンボーホールへ↓の古本市へ午前中だけ行った。去年より人出多くほぼ満員、このホールは広いから大分来てるだろう。新しい古書店のブースもあり、ぐるっと見て回り、やまだ書店が力入れてる感じでよかった。街の草ブースへ行き加納さんにあいさつし、ほん手を渡す。『木山捷平ちくま日本文学全集、『暗室のなかで』大塚英子、『夜のくもざる』村上春樹(単行本・初)などを100円から300円で買う。総額800円也。仕事が午後からあるので昼前に出て三宮のスタバでアイスコーヒーを飲んで買った本を読んでると、高架を電車が走っている。なんだかスタバって東京でコーヒー飲んでる気になるね。ちょいロードス書房も覗き、家に帰り仕事に。夜は『暗室のなかで』を読む。この13日の金曜は吉行淳之介の誕生日だった。読んでる中に書いてあり、偶然にしろすこしびっくり。吉行死後、回りの女性や奥さんがこうして本出してるけど金の為かどうか知らないが淳ちゃんは、面白くないんじゃないかなぁ。
土曜は、娘A子さんの出る劇を観るため大阪の阿倍野まで朝から出かけたが、天王寺まで行くんだから思いついて通天閣へ娘K子さんを連れて行こうかと急になる。JRで大阪環状線でぐるっと回り天王寺駅で降りる。前にここ来たの4年前の「赤目〜」映画初公開を見にアベノ近鉄来て以来、梅田より大阪らしい街だね。
通天閣は駅前の陸橋から見え、それを目ざして母との三人で歩くが結構遠い。動物園前から、景色は時代が逆行したかのような新世界のジャンジャンから通りを歩いて通天閣へ。いやまあ、すごいね。劇がなけりゃ串カツでビール飲みたいよ。思わず、通天閣は行列で入るのに待たされた。展望台まで600円払い、ビリケンさんの足を触る。外を眺めて、ああ「王手」の将棋で勝負するシーンを思った。売店におばちゃんと赤井が並んで笑っている写真が飾ってあった。通天閣は、天に通じる塔から名前をつけたのだとか。なんでもないが、確かに大阪のシンボルなんだろう。今も吉本の持ち物なんだろか。
時間が迫ってきて、お昼を食べそこねて阿倍野へ戻り劇場を見つける。小さな建物でスタジオに近いかな。劇は2時間オーバーし、空腹で疲れもあり満席でむんむんした中で見る。終わって、とにかく休憩しよとスワンて名の古めかしいカフェでサンドイッチとアイスコーヒー飲んでると目の前を路面電車が走って行った。
やっと、ひと心地ついて母だけ残して娘と隣のユーゴー書店に入り本を見た。名前は知ってたけど初めてで、ここが居心地の良い本が見やすい、良い本屋さんだった。地下、二階とありエレベーターもある。やっと最後に本屋に入れて気分がすっきりして出て、神戸に帰る。お土産は551の豚マンなのだ。