ぶらけっと

nae586252007-03-24

ちょっと姉さん、聞いておくれやす。てな感じな日だったのだ。そう、今日も朝から土曜日だちゅーのにお仕事へ行き、難なく終わりほな古本見にいったろかといつもの元町へ雨の中、ふらふらと出て行った私。その名前出すなと言われちょる細い階段上がった狭い古書店に入ると、なんやら店主はんがそこの同人誌持ってるか?と声かけてくる。
ふと見ると、「BRACKET」創刊号やおまへんか。うそお〜、こんなの手に入るんやね。と即買ったのだ。それ何?と思う人は多いだろけど、私のミニコミ創刊号好きのヒソカな楽しみが、ひとつ揃った瞬間なのだった。「sumus」「ARE」それに「BRACKET」と創刊号が揃ったぞ。今日ばかりは、少し感謝しよう。古本屋に通ってると声かけられると聞いたことあるけど、こうゆう事言うんやねぇ。
それでもまだ、何それ?と思う人は勝手に検索して想像してください。チョーレアな20年前の関西発行の同人誌。表紙を開くと、あれなんだか少し野暮ったいO氏が能のお稽古をしている写真が、これだけでも時間を感じますね。
今日は、これだけ手に入っただけで嬉しかったが他にも新刊で注文したまま二週間も置きっぱなしでこれ以上ほってたら信用なくしそうだったマンガ本を受け取る。珍しく店長と与太話をする。『桟橋で読書する女』あれば買おうかなと思ったが見当たらない。やっぱり古本だろうか。
雨は一向に降りやまず、本の袋をさげてマックですぐ本を出してみたくて休憩する。前のおばさんが、コーヒーの空のコップを持ってきておかわりをして、「水、氷いれてふたつ頂戴」と言ってる。どこでも、おばさんはすごいのね。カウンタに、空のコップ持ってきてコーヒーおかわりする(マックはいつからおかわりタダになったんだろ)だけでも、普通じゃできないのに水ふたつ、氷入れて!て喫茶店行けよ。
まぁ人は人だ。ソフトクリームとコーヒー飲んで、ひとり掛けのソファで買ったばかりの本を出して、読んでてもここでは誰も気にしない。