お彼岸

nae586252007-03-22

お彼岸らしいようやく晴れて寒さもマシな日。おはぎ買い忘れて夕方、コンビニに食べたくなり走ると売り切れ、あれま。
道端のフリージアかな花を一枝折り、持ち帰り家人の亡くなった両親の写真立ての横に飾る。入れ物はワンカップの透明なコップだ。お墓参りにいけないのでせめてきれいに拭いて、ご飯とお茶も供えた。おはぎがあればなぁ。
今日はゆっくりしたかったけど昼前に思い切って京都へ行く。JRの新快速は敦賀行きで、寝過ごしたら気がつけば敦賀なんてこともあり得ない訳じゃなさそう。敦賀って日本海だすよ。このまま乗って海、見に行っても良いよなぁ。とか思いながら、あっと言う間に到着する。京都は曇りで、バスに乗って河原町まで行き、祇園近くのラーメン屋で、ラーメンとチャーハン(小)てのを注文したら、ラーメンのスープが黒くてびっくり。これ何風なんだろ?まぁ一般的な味で見た目ほど不味くはなかった。
河原町通の京阪書房の均一で、『いざとなりゃ本ぐらい読むわよ』高橋源一郎を見つけ帰りの電車用に買う。最近、均一は200円なったのかなぁ。
そのまま歩いて、今年はじめて湯川書房へ行った。ごあいさつしてほんの手帖と、いかなご釘煮を渡した。ほん手は先月ので腰が痛いのですか?と湯川さんに聞かれる。はい、でもパソコンしてる姿勢が一番腰に悪いような気がする。湯川さんは、ずっとひどい腰痛で歩くのが長い時間歩けないほどひどい。腰痛では、思わぬ人から声かけられたから同じ痛みの人多いのだろう。あれはなった人には、とてもよくわかるのよ。
曇り空の下、寺町を歩き三月書房へ。宍戸さんにご挨拶し、これが今日の目的の釘煮をとりあえず渡す。宍戸さん、今年はとれへんらしいのによう持って来てくれた。と言われ、どうして知ってるんですか?と聞くとラジオで何回も言ってたとか。釘煮も4年まえに、遠慮しながら渡したらびっくりするほど喜ばれ、へっなんでやろと思ってたら前年亡くなられた奥様が芦屋の人で生きてる間は、いかなごの釘煮を芦屋から貰って毎年食べてたが、亡くなってから今年は食べれないと思ってたのだそうだ。そんなこと聞いてしまったら毎年作らないわけには、いきまへんがな。
そんなのでいつ頃から三月書房毎月来てるのかなと思い出したら、2002年の一月に初めて訪問した。もう五年以上、ほぼ毎月来てんだなぁ。宍戸さんがいなかったら多分、こんなに月参りすることなかっただろう。本もずっと売っていただき本来なら返品だの嫌味も言われるだろに(半年ほど売れない時もあった)、まったく変わらずに楽しい話をしてもらう。本だけじゃない人付き合いがあるのだ。
今月も四月にかけて、いくところも多い。全部行けないけど、釘煮行脚はも少し続きそう。帰りは錦市場を歩き、芽かぶ、京漬け物に、しょうがの天ぷら、ぐじの一汐物などを買い神戸に帰る。京都へ行くと、いつも夕食が京のおばんざいみたいになるけど、これがおいしいのよ。