中之島はレトロだ

nae586252007-02-03

朝から快晴。よかったねぇ。今日は大阪へ行くぞと用意(と言ってもカメラ)をして朝の内に電車で大阪へ行く。10時過ぎたばかりでとりあえず萬字屋書店を覗き、旭屋書店を4階まで上りうろうろ。いつもなら、ここで帰るとこだけど今日は長い。地下鉄に乗って、何故か天満橋で降り中之島図書館へ行った。淀屋橋が近いらしい・・・あれまぁ。
なつかしい中之島の中州を歩いて、とにかく昼食をどこかで食べようと隣の中之島公会堂の食堂に初めて入ったら、一気に時代がひと時代前のような建物に昔風の洋食が運ばれている。大阪モダンみたいなの。好物のオムライスを注文し、見合いのような着物姿の一団を見るともなく見てたら、皆オムライスを食べている。う〜んなかなかよろし味でした。時間が迫ってきたので、すぐ図書館へ。
三階の会議室までここもレトロな造りが大阪モダンだね。なんとなく「華麗なる一族」を思いだすなぁ。神戸にも朝日会館とか、こんなだったけど今は全部壊して建て替えてしまった。1時前に会場に着くと、林哲夫さんが今日の大阪の演目「雑誌「辻馬車」と波屋書房の周辺」の資料を置いてスクリーンを背に座っていた。すごいなぁ、それによく似合っている。山本善行さんにとべさんに他にも古本好きな方を沢山見かけた。一時間半しっかり話しをされ、お蔭で殆ど知らなかった波屋書房のことや大阪の作家の背景を少し知ることができた。ほぼ満席で成功だ。お疲れさまでした。
後半も聞きたいけど、時間が限られてるので残念ながら林さんのだけで出て、去年から一度行かねばと思っていた貸本喫茶ちょうちょぼっこへ向かう。階段下で山本さんとにとべさんも一緒に行くと三人でずっと古本話をしながら地下鉄を乗り換えて四ツ橋で降り、電話で場所を聞きなんとか到着した。古いビルの4階にあり、中年には少しきついが店内は、とても居心地の良い本に囲まれていて、まさに穴場て言葉がぴったりする。なんせ落ち着くのだなぁ。上手い具合に真治さんがおられて、「ほんの日記」の置いてあるのをみながらやっと来れました。と内心ホッとしながらあいさつをした。ちょうちょぼっこの本は渋いのも楽しいのもありセンスが良いとしみじみ思う。いつまで居ても本が目に入ってくるな。真ん中のテーブルで三人と真治さんも入り、二時間近くあれこれしゃべっていた。来週の天神さんのことや、岡崎さんが女性古書店めぐりするのや、面白そうなのがあるけど生憎その日は仕事だからなぁ。今日もなんとか休みにしたもんな。
5時を過ぎて、もっと居たいとこだけど兼業主婦はつらいよで、先に失礼した。
梅田に戻り、大丸の外で巻き寿司を売ってて、ああ節分だと巻き寿司を3本買って、有名らしいチーズケーキを向かいでお土産に買う。ああ今日もデパートも地下街のブティックも行かなかったな。相変わらずの普段着ファッションのトレーナーとジーパン姿で、そろそろ服買わないとなと思うんだけど結局、今日も本屋だけ見て回った。でも良いのだ。服見るよりか本見る方がたのしいのだから。
もう暗くなった大阪の街を後に、思わぬほど沢山の人に会って中之島から、ちょうちょぼっこへ歩いたのも、夢うつつみたいな感じがしていた。