冬の散歩

nae586252007-01-14

あの、どうでも良いことなのだろけど土曜日から「冬のソナタ」を何度目かしらんでテレビで放映してた。それも朝日で。冬だから「冬ソナ」なんだろか。土曜の朝10時半頃毎週するの、おばさま方がルンルンして見てんのかなぁ。
しかし私は、この土曜から毎土出勤することになり朝早くから仕事。午前の人の都合で本来、午後勤務のこちらに回ってきた。そんなの冬ソナ見れまへんがな、じゃないこちらだって都合があると、仕事場で言おうと思ってたら先に、二月の土曜休みしたい日は?と聞かれたので、とりあえず予定ありそうな3日を休みにした。中ノ島へいけそうだね。他人事だし、今まで何かにつけ嫌味たらしい注意とかメモで私しか見ない所に貼り付けたりされてきた午前の同僚は、どうも辞めざる負えないようになるようで、なんだか辞める時はごたごた言わないで、きれいに辞めるのが良いんだろな。とか思う。当人にしたら、今まで私がいるからと思ってただろうし、上からいつ辞めるか返事しろ的に正月明け早々言われると、失業と収入無しの現実がドーンと目の前に来るのだろうなぁ。私で持ってる。なんて思いだしたら、知らず疎ましい存在なってるのかも。人事なんて、一旦切るとなると冷酷なものですねぇ。
そんな正月明けの職場を後に、土曜の午後晴れた冬晴れの空を見ていたら、このまま散歩に行きたくなる。武庫川まで電車に乗って行こうかな。と思うものの、今年最初の午前勤務したらどうも疲れて眠く一旦帰ると、夕方5時まで寝てしまった。あれまぁ。
今日も素晴らしい快晴で、お昼を食べてから阪神の駅まで歩き武庫川へ出た。車窓から阪神間ならではの、ゆるやかな六甲山とふもとの緑豊かな住宅地が見えている。西宮を過ぎ、武庫川はきらきらと川面を光らせている。まるで冬のピクニックだね。
年末に来た時に突然帰り際に降り出した雨に借りた傘をさげて街の草へ、今年初めて訪問。ちょっとびっくりするほど本が外も中も溢れかえっていた。これ以上増やせないんじゃないかと思う本の山。そう加納さんに言うと、いやまだ少ない。のだとか、恐るべし古本屋魂だね。とにかく傘を返して、しばらく話してると、ちょっとコーヒー飲みにいきましょか。とかで「アルハンブラ」に入り、コーヒーをまたごちそうしていただく。ここのコーヒーは意外においしい。正月はどうでした?と聞きあい、お互いヒマだった。とかで私は、仕事以外だけど加納さんは店の話だった。
この間、パソコンを触ってたら思わずできた縦書きのワードで作ったゲラをとにかく両面コピーして表紙を作ってタテヨコホチキスで閉じて冊子にしたのを見せると、それはね。と紙を折りたたんで番号をふり、こうするのです。と教えてもらう。ああ、そうか以前は印刷屋さんにいたのだから、よく知ってるハズ。今年は、自分で小さな手作り冊子作りたいですね。とか相変わらずミニコミ好きの殆ど病気の虫がもそもそと動きだす。しかし、それはそれで今月のほんの手帖を早く作らないと困るのだけど。早くも月半ばだよ。京都へ行くまでには作らないとなぁ。と思う。何か他のモノを作ると、別のが手につかない。
街の草で本の山の隙間を見るように見て、とにかく文庫を一冊買った。前にこれ、読んでみ。と差し出されて椅子に座って読んだのは大島弓子の「ダリアの帯」だ。私の名前のことで初め何度も聞かれたが、生憎それまでマンガを読んだことなかった。勝手に、この方の名をとったと思われたらしいが違います。と言うと本当に残念そうな顔をしてたのを思い出す。古本屋をする人はマンガ好きな人は、マニアックなほど好きな人も多い。話をしててもマンガの話をすることも多いな。そのせいか、最近は少しマンガも読んでいる。マンガは、余り読みすぎると小説読むのが、かったるくなる気がするのもあり小説よりか多くは読まないようにしてるのもある。
4時頃に武庫川から電車で帰る。ここは夏は暑くて少しきにくいものあるが、冬の晴れた午後にピクニックみたいに来ると、ほんとうに良いね。日曜だって、家人も子どももべったり家にいるので、ひとりで本屋にふらっと行きにくい。でも私にだって、自分の休みは必要なのだ。