成人式は行かない

nae586252007-01-11

朝からきれいに晴れて清清しい。今週なってから、急に寒くなりどうも体が動かないな。しかし、ヘマをする時ってそうしようと思ってするワケじゃないのを今日は、つくづく感じた。
朝から、どうも寒さで遠出する気力が起きないのを、また行かないと日がなくなるんだからと自分に言い聞かせ、午前遅めに出て京都行きの割引切符も買い駅のホームに立った時、家の電気ストーブをつけたままなのに気付く。あちゃ、どないしよ。ここまで来たのに〜と数分迷うが、幾らなんでも帰りは夜になるまでストーブ付けっぱなしは出来ないので諦める。幸い(と言うんだろか)大阪までの割引切符だけで済む。これも今日はやめとき。という天の声と言うことにして、今度は年末からうっとおしくて早く切りに行きたかった髪の毛を切りに、行き着けの元町の美容院へ行き先を変更。これなら早く帰れる。火事になることはないと思うものの誰も家にいないのはね。そろそろボケの兆候かと少しへこむ。
元町も冬晴れの新年も終わり落ち着きを感じるようで、歩く人もすっかり仕事モード。とにかく美容院へ行き、シャンプーカット。新しい美容師さんで、上手にカットしてくれて、すっきり。髪の毛を切ると、少し空気が変わる気がするものですね。
ここまで来たら、いつもの本屋へ寄ると「本の雑誌」があった。パラパラ読んだけど、あれ、先月から連載するハズ?のが見あたらないなぁ。坪内さんの日記をいつものように読んだらヤスケン村上春樹原稿流出のことを雑誌の追悼のページに書いたことを、方々から非難されたことを書いてある。この追悼、私も当時読んで知っていた。後で、古書店でバカ高値がついて売られたり世間で騒がれたけど、その大分前から坪内さんははっきり指摘してた。先が見えすぎる人は、時どき疎ましがられるのかもしんない。
しかし京都を今頃歩いてるハズが、いつもの元町相変わらず歩いて相変わらず焼飯をいつもの店で食べてから、またカフェ・アズマでコーヒーを飲む。なんだかなぁ。今日は休みなので、いつもなら慌てて帰るが今日は用もあり神戸駅まで地下鉄に乗り、映画サークルの事務所へ用足しに訪ねてから、すぐ目の前にある大倉山の体育館を見ると思わず成人の日のはるか20年以上前の日を思い出した。神戸ははじめは、ここで集まって成人式をしてたが、私は19歳の後半に芦屋市から神戸市に転居したので成人式のハガキが来ず、行きたくないわけじゃなかったが行かなかった。ハガキがないと入れないんじゃないか。と勝手に思ってたし19まで芦屋にいたから同級生も皆芦屋の成人式に行ってる。今思えば、芦屋の方へ勝手に参加しても良かったのだ。電話ぐらいして聞いても良いのに、なーんにもしなかった。20歳の成人の日頃は郵便局でバイトしていたが、中には振袖がないから行かない女の子も結構居た。今みたいにレンタルなんてなかった気がするな。私は振袖を親が作ってたから成人式に着ていかなかったのを、後で随分文句言われた。その後に大学の卒業式で振袖を着て、写真を撮ったのを母親は知り合いに勝手に見せて回り今もしっかりしまっている。親のために着たみたいな感じすらあるが、それも孝行のうち。孝行したい時は親はなし。になる一歩手前みたいなものだから、ほんと。
ここの大倉山辺りは、学生の頃の思い出深く図書館があり、よく通った。まだ旧建物の木造の洋館造りの図書館でゼミのレポートの本捜したり食堂で安いうどん食べたりしたのとか、突然目の前に20歳の日を置かれたような午後の時間を歩いてまた神戸駅まで戻る。成人式は行かなかったが、別に今ではどうでも良いや。と思うもんね。
おかしなもので、私の友人は誰ひとり成人式は行ってない。家人も行かなかった。
私は、別に行きたくないことはなかったんだけど、行かなかった。と言うと、そうだろ的に思われる。ふーん。