帰り年賀

朝は雨で天気が悪いなぁ。と空を見て同じように暗めになっていたけど昼前から雨あがり晴れ間も見えてきた。昨日、仕事に行って今日から三連休。休み多いなぁ。
家人は仕事になり出ていったので、思わぬ家でのんびりする。今年なってやっと来た休みみたいだ。ひとりの休日は良い。午後から、電車に乗り六甲道へ。ずっと早く行かないとなぁ。と思いながら秋から行けなかった口笛文庫へ駅から歩く。いつものように「古本とジャズ」の看板が見える。このタイトル、植草甚一の本にあるのだ。
外の均一を見てから、中に入ると今日から開けたとかで、ご夫婦揃いでおられ新年の挨拶を決まりとおりにして、何ヶ月ぶりかで店内の本をぐるっと見て行く。本が随分増えている。外国の絵本が平台にドドッとあったのが減り、雑誌が多くなったり文庫も大分増えてるな。背の高い男の人が高めの声で店長と話して出て行くのをチラと見て、あれ。と思ったら安田謙一さんご夫婦だった。店長から、年末に残ってた「ほんの日記」全部売れました。とうれしい報告を聞き、その場で集金もしてしまう。それに追加も言われて新年早々なんだか良い感じ。わ〜い。
ここで『私の東京物語吉行淳之介(文春文庫)を買った。帰る頃また雲が出てきた。なだらかな坂道を降り宇仁菅書店を覗き、駅へ向かう。駅ビル内のいつも休憩する喫茶店でコーヒーを飲み『私の東京物語』を読んだ。家に帰りしばらくすると、また冬の雨がふりだしている。年賀状に岡崎武志さんから、帰り年賀が届いていた。いのししが、背を反り返って「いのバウァー」てか、ておもしろいぞホンと。