お正月

nae586252007-01-02

 2007年新年おめでとうの元旦も例年と変わらず終わり今年もはじまった。朝ゆっくりと言っても八時過ぎに起きて、白味噌のお雑煮で家族揃いテーブルにつきおめでとう。朝日がすばらしく美しい。テレビを見ていても、あちこちの初日の出を映していて今年も晴れてめでたいのだ。
甲山のお寺へこれも変わらず初詣をして、東灘の実家へそのまま行き年始をする。年中行事も初日からてな感じで、なんとか何事も無く終わり家で、昼にすき焼きやお節に刺身をたらふく食べてるので夜はあっさり鮭を焼いて、ご飯だけ炊いてお茶漬けにする。こうしてつけていても、ほんと毎年変わらないなぁと自分でも思うけどね。
夜は寝る前に少し本を読む。去年の続きで『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』今年もハルキ本にはまるのかなぁ。ここで、或る出版社から文学全集に入れたいと電話があった話で、何か気に入らないなと思いながら即答しないで考えさせてくれ。と言うと、相手が駄目だよもう決まってんだから的な事を言われパンフまで刷ってるのを知り、あれこれ根回しコネを使い断れないよう圧力(そう言って良いと思う)かけてきた相手のやり方に完璧に断る話があり、う〜んやっぱり作家てこんな人がなるもんだ。と感心してしまった。世間の裏表なんてどこにもあるが、文学全集に入れてやるからありがたく思えと言わんばかりに電話してきて、実は掲載作品をろくに読んでないバカにしてるのも勘付かれ、失言して怒らせたら、吉行淳之介まで出させて受けさせようとする。挙句の果てにきっぱり断られ、それが原因か自殺する担当者は、はじめにきちんと掲載作品を全部きちんと読んで、事前に承諾を得てから心から全集に入れたいんですが、どうでしょうか?と聞けば良かったのをなめてしまった一事から命まで絶つ大失態になった。普通の人は、事後承諾でそれはおかしい。と怒ってみても先生格の人まで出てきて「OKしてやれよ」と言われれば、この業界のしがらみだからな的に、条件付けたり掲載料上げろとかでOKするものだろね。人によれば、お前何様だと思ってるんだ、新人がえらそーに。このままこの世界で食っていけると思うなよ。と脅しまがいの事さえ言われるかもしんない。100人作家がいたら99人は断らないかもしんない。だから村上春樹は、ふつうじゃないんだよ。日本に住めないワケだとつくづく思ったり。
しかし、習慣というのは知らぬ間に体についている。今日は二日だが、いい加減休みに飽きてきた。子どもと三宮の生田神社(某芸能人が結婚式あげるので、すごい人だ)へ初詣に行くが明日から仕事に行きたくなる。そう思えば、もう4日目の休みだ。参拝してから、スターバックスで本日のコーヒーを飲み休憩する。ここはジャズが流れていて落ち着くね。その後も相変わらずセンター街でジュンク堂に行き、「ちくま」1月号をゲット。今回は火星の庭さん。皆、美人だなぁ。女性古書店主さんの条件みたいに、よく似ている。皆、ほっそり系の頭が良さそうできれいな人。神戸で女性古書店主て誰がいるだろうと、読むたびに思うが知っているのは、70歳ぐらいのベテランの人で若い人は、居るらしいが行ったことがない。店主じゃなけりゃ居るんやけどね。そういや住吉の古書店はなかなか面白い絵本や洋書を置いてたけど女性がしていたと思うな。二号線のロイヤルホストの裏あたりのマンションの一階にあった。まだあったかなぁ。明日あたり見に行ってみようかな。
 追加・夕方、長女がバイトからご帰宅され午後6時に車で西宮ブックオフの隣にある、年末に行った民芸うどん店で外食するが、その前に今年初ブックオフ参りをする。30日に行ったばかりなのに、本が増えてる。『ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を』菊池敬一(新風舎)『ひでおと素子の愛の交換日記』角川文庫に家族の本を合わせてレジにもっていくと1120円だった。何も考えず50円金券を出し1070円。女の子がレシートを渡し、ああそうそうてな感じで期間1000円以上お買い上げの方にとチラシを見せられ品を選べと言う。ボールペン、ブックカバー、卓上カレンダーの三つで、おおこれは年末にチェックしていたんだよ。迷わずボールペンを。
青いポールペンにブックオフのロゴが入り非売品の「ブ」の名の入った袋に入っていた。思わず、わ〜い。と大声を出してたら家族が何事かと振り向く。これほしかったんだもんね。お年玉みたいだよ。それも1070円だよ。一冊足りなかったら、貰えなかったのまるで忘れてたのだ。勿論ビニール袋は破らずまたそのまま直す。「ブ」のボールペン眺めて、ニヤニヤしてるオタク系ふるほんミセスがひとり。誰に自慢してやローかと、あいつにあの人にと考えてる時間がまたたのしいのよ。(トホホ)