狼なんかこわくない

nae586252006-11-09

しかし、ホレボレするような秋晴れの日が続く。月曜は、朝からすごい風が吹いていたけど、そのお蔭で空気がからっとして火曜は年に何度あるかのような、きれいな青空。散歩していても、街路樹がきれいで、私が住んでいるこの町もまんざらでもないんだね。とか思う。あんまりきれいな空で一年ぶりに車を運転して海辺へピクニックに行った。ショッピングセンターがあるけど人が少なく、海が眼の前で空気が良いし、海を眺めていると少し贅沢な気分になるね。駐車場で狭い車の中で営業らしい男が中に座り、ずーっと時間をつぶしている車が多い。車庫入れの練習してたら前の軽四をなんだか貧相な若いのか中年なのか、わからない男性がピカピカの車を磨いていた。(帰る時もまだ磨いてた)
マックでコーヒー飲みながらベーコンレタスバーガーとポテトを食べてたら、スズメが前に集まってくる。半分かじったポテトを投げてやるとすぐ咥えて飛んでいく。何度も来るので、「おいおいコレステロール溜まりますで」とスズメに話しかけていた。スズメにはポテトフライ二本分は多いよな。こんな平日の昼間に海に来てぶらぶらしている人は大体同じような人が多い。皆、ヒマなのだ。
車で戻るのも勿体ない運転の練習もしたい(芦屋美術館へ行かねばならない)、住吉に大きな生協系のショッピングビルがある。その中にジュンク堂があり中に入ると雑誌売り場を覗いた。創刊号は買ったけど二号からまるで見かけない「団塊パンチ」三号があり手に取ると、ふーんなるほどね。創刊号が出た時に電話で出たよ。と知らせた人は、何故か口汚くそんなの知りたくもない。と言ったけど。どうせそうだろうと思った。他にも「本の雑誌」12月号が出てたので、早いなぁもうベスト10かなと思ったら新年号になる来月だった。ぐるっと見て中公文庫の棚で『中公文庫総目録』を見つける。分厚い。岡崎さんが巻頭から出てはりきってる。これ別の書店で置いてもらってるので買わず、「東京人」中央線の魔力特集号を欲しくなり、これと『狼なんかこわくない』庄司薫(中公文庫)の新刊版を買った。庄司薫さんの『白鳥の歌なんか聞こえない』はまだ中学生の時に読書にはまる頃に読んで好きな本だった。また新刊で『狼なんか〜』が出たのは、なんでだろとも思うけどうれしい。
仕事をしてると、こんなきれいな日の夕焼けがいつもその時間が仕事中で見れないので不満だったけど、今日は朱色がだいだい色のあかに映えてとてもきれいな夕映えが見ることもできた。こんな休みも大事だね。