天神さん古本まつり

nae586252006-09-27

雨かもとか言いながら、大阪、天満の天神さんの古本まつりの初日は秋晴れの朝。この頃、疲れ気味で朝は頭が重くしんどい。しかしじっとできずに朝から電車に乗り南森町へいき、まっすぐ天神さんへ到着。秋と言うより晩夏のように暑い。
いつも百均台へ一番に行くけど、今日も山本さんがずーっと居た。ぐるっと回り隣あわせになり、おおと挨拶する。「Lマガジン、見ましたよ。」と声をかけると、いやあ、もそもそといつもの照れたような笑いで本を見ながら、言葉を交わす。今日は、いつも顔を出すブースで、ちょっと前から捜していた『たんぽぽ娘』があります。と声を掛けられ、おおそれはありがたい。と即買い。一週間ほど毎日捜しまわってネットで調べたり、ミステリ好きな人に手紙を出したり、新刊書店で検索したり古本で見て歩いたりと、それは内心結構楽しい日々があったんだけど、めでたく終了した。
なんでも日記を読んで私が今日来ると思い、取り置いてくれていたのだそうだ。すごいなぁネット日記て誰がどれだけ読んでるかわからないけど、こんな風に助けられるんだね。他でもうろうろ見て、数冊購入し、新しくできたばかりの落語の寄席を見て通り、南森町の駅前でアイス珈琲を飲んでから天牛書店に入る。
今日は、仕事があるのでお昼を一緒に行けないなぁと思ってたが、ただその日の気分とか林さんが居るとなんとなく昼過ぎに集まってランチするらしいので、今日はなかったのかも。去年は休みの日だったので時間を気にせず皆さんとお昼を食べてあれこれ話して楽しかった。だんだんと古本好きの知り合いや古本屋さんの知り合いが来るたびに増えている。ただ仕事でいけなかったり早く帰ることも多いし、それが縛られて居る気がする。そういうと平日の午前中に古本市いけるのが会社勤めにはできるわけないのだとか、午後3時まで自由に動けるのに贅沢だとか言われそうやけどねー。
天神橋筋を歩いて、JRで神戸まで帰り仕事に行き、夜帰ってから今日買った本をおもむろに出す。『たんぽぽ娘』は『年間SF傑作選2』(創元推理文庫1967年)でとても短い短編だった。あらすじは知ってたが全部読むと、確かに根強い人気があるのがわかるファンタジーな小説で、今年の海外物では一番(と言っても古いけど)だな。この他にも集英社文庫であるのがヤフオクで馬鹿高い値がついてたりした。
天神さんへ行ったら、またかなり疲れたけど行ける間は、やめれないんだよなぁ。