つま恋

nae586252006-09-06

やっと『考える人』坪内祐三(新潮社)を見つけて買う。この本、何故か余り見かけないなぁ。見つけた書店も、最後の一冊だった。元町へ出てたので早速、カフェ・アズマで読んだが、とても楽しく読める。「考える人」連載中は、ほとんど読んでなかったから知ってるのがなかったし。植草甚一の考える人は、なるほどなぁ。と思いながら読んだな。こんなの東京人でなきゃ、わかんないだろう。
某所から知った、つま恋コンサートていつあるんだろう。と思い調べたら23日の祝日だ。この日は、いろんな所でイベントがあるのか神戸でもフォークのなつかしいライブがある。私は、別の用でどれも行けないが重なるのは不思議だね。私の年代はフォーク全盛期の後半で、58年生まれの私は70年は12歳の小学生。(『1972』は同年代にはよくわかる)なので、60年代フォーク世代の方々は50代後半から60代の嫌な言い方だが団塊の世代。この辺のことは、知らないのにわかったフリして言うんじゃねぇ!とおじ様方が目くじら立てて怒るので、避けている。微妙な年代なのよ、私等の年は、ほんと。つま恋コンサートがあった頃はフォークブームもかなり後半で、一晩中続けて夜明かしで歌う、すごい忍耐モノだった。行かなかったけど、その時代はよく知ってることになるな。吉田拓郎のコンサートは高校の時に二回、神戸に来た時に行ったが、かぐや姫が「神田川」を出す前で前座をしてた。これも何度も言ってるが私が初めて買ったLPのレコードは『元気です。』で、それを去年モトコーの中古レコード屋で百円で見つけて買わずに帰れず買って帰り、それを聴く為にプレーヤー買った。今も流して聴いてるが、やっぱりええなぁ。クレジットを見ると1973年だから中三の頃、お小遣いで買ったんやな。なかなか決心がつかず何ヶ月かレコードのジャケット眺めて嘆息してたのを思い出す。
70年代はじめは思い出すと、誰もかれもギター弾いてアマ、プロとかなりな数のコンサートがあり土、日はフォークコンサートが必ずどこかでやってた。芦屋に一軒だけあるルナ・ホールつう当時は斬新な建築のホールでラジオ局主催のフォークライブがあって、友達と行ったらものすごい行列で超満員で入れない人もかなりいた。その時、出演したのが、アリス、イルカ(まだ夫婦でしてた)、及川恒平、etcだったなぁ。もう35年も前だよ、あれまぁ。拓郎は、もうスターでそんな小さなホールでコンサートはしなかったけど。憂歌団など神戸の大学祭でパチンコの連呼して歌ってたし、つい最近も聴いたもんな。つま恋がまたあるのは、拓郎の人気が今もすごい証拠なんだろう。生で聴いたことがなくて、ライブ盤で聴いてどっとファンになった「人間なんて」を、きっと最後に歌うんだろうな。あれだけでも、その場で聴きたい。行く人は、多分そう思って行くんじゃないのかな。