ごはん日記とルノアール

nae586252006-08-31

一昨日の朝、見えないガラスの破片が足の親指の裏側にぷすと刺さり、それから歩くとガラスが存在証明するようにチクリと痛い。取るに取れないので、やや歩き方がおかしくなりながら過ごす。やれやれ。
足は痛いけど、仕事には行く。午前の仕事の日で、朝はやっと涼しい空を感じたなぁ。ああやっと来た秋が来たてな気分。すごくうれしい。夏休みも今日で終りで、子がどうしても今日、髪の毛を切るから仕事が終わってから昼を食べて午後3時に二人で出かける。私が元町の美容院へ行くので、一度つれて行ったらそこに行くと言われたのだ。めんどくさいなぁ。でも本屋にいけるもんね。美容院で30分ほど待って、元町商店街を歩いて三宮方面まで珍しく親子でぶらぶら散歩。ジュンク堂で『いしいしんじごはん日記』を買い、某所で「波」「本の旅人」と「一冊の本」をゲット。そうか月末だった。
それと『去年ルノアールでせきしろ(マガジンハウス)を古本で見つけて買った。この本、ただルノアールで暇つぶして客の観察しながら妄想してるのだけど、読んでしまうものがあるね。お陰で、足が痛いのに我慢して行った甲斐があり読み物がふえた。
これと『考える人』坪内祐三を捜したけど、見あたらない。PR誌各誌では、いつも楽しみに読んでる森達也さんの連載が二つも最終回になった。なんでだろ、偶然だけなんかなぁ。いつも一番に読んでたのにね。(「本」と「波」)「本の旅人」で巻頭の「書店の遠景」を最初に読むけど、今月は法月倫太郎氏が京都大学に入試を受ける為、山陰から泊った夜に河原町の駸駸堂に行って都会のカルチャーショックを受けた話が良かった。駸駸堂は、良い本屋だったと言う人多い。倒産後は、ブックファーストになったけど、ここも去年冬にビルの解体でやめた。ほんと今の河原町で行く本屋さんないよなぁ。BAL内のジュンク堂紀伊國屋も好きじゃない。特別行かなくったって同じならわざわざ時間もないのに行くかいな。法月さんが学生の頃の京都は、沢山本屋が溢れていた。そんなこと言うと神戸だって20年前は本屋が沢山あった。今日行ったジュンク堂は、センター街の同じ場所の地下にあったし、その頃も仕事の帰りによく行ったけど、昔はよかったじゃないが、今の店より地下の時の方がずっと良い感じだったと思う。書店員さんも本の好きそうな良く知ってる人が多かったな。あの場所がずっとジュンク堂の本店つうか発祥店だった(と思う)ジュンク堂は、神戸生まれなのだ。そのせいかどうか他のジュンク堂より私はセンター街店は好きだけど。こんなに大きくなるなんてね。大きいから良いとは言わないけど。
映画の「ユーガットメール」で昔からある絵本専門の書店の目の前に大型チェーンメガ書店がドーンとできてメグライアンが経営する小さな書店はあっけなく潰れるんだけど、何故か映画はハッピーエンドになる。でも実際に、同じような事はあるんだろうけど映画みたいにうまくハッピーになるワケないっつうの。