心づくしの雨

地蔵盆が近いので、日曜は盆おどりをする公園が多かった。地蔵盆て、関西だけかもしんないが、路傍のお地蔵さんを年一度、お化粧なおししてお供えを山盛り供えて、前で提灯さげて、盆踊りをするお祭のようなの。子どものお祭だね。家の目の前にも地蔵さんがあり、この時期、提灯が張られ夜遅くまで明るくなるのだ。子どもの頃は、お菓子目当てで地蔵さん回りをしたもんなぁ。
このところ、すごい夕立がふり、街は打ち水したのを同じ効果で結構涼しくなった。日曜も朝は、さわやかで少し涼しい気がした。風も吹いてるし、やっと酷暑の夏も終りが見えてきたのかな。あつかったな〜。この夏は、ウチのマンションでも二軒もお葬式があった。
久し振りに夜、出かける用があったので三宮へ出たが、まっすぐ会場へ行かず「ブ」に寄る。どうやらキャンペーン中らしく５００円以上買うと、どうのとしきりに大きな声でテープのように言ってる。ふーん、でもねぇなかなか５００円も買わねぇんだよな。とか思いながらも『心づくし』芝木好子（読売新聞社）が１０５円であり、すぐに取る。箱入りの綺麗な装丁本で本も私好みの文章。これはよかったな。しかしなぁ、あと４００円だなとか思ってたが文庫棚で、ぽんぽんと選び三冊で７３５円も買ったので、カードにハンコを押して、これが二個以上たまるとマックのお食事券が、最高だとグァム島旅行券が「当たる」のだとか。しかしねーそんなに「ブ」で買わないだろとか、なんだか騙され気分。その後、ガラポンをしろと言うので回すとスカで５０円の券をもらう。まぁヘタに欲気出す方が悪いんだけどね。それに今日の本は、あたりで帰ってから部屋で二冊読んだ。読む本がないと、なんだか落ち着かないし夜中でも本屋に行きたくなるから病気だね。
そういえば、別冊ほん手「ほんの日記」を読んだ人から、すごい本読んでますねぇ、この本勿論全部読んでるんでしょ？と当たり前のよーに言われた。だから、そんな訳ないっての。読めるわけないでしょ。この質問、本好きの人に言ってはいけない愚問とよく言われるが、今も言われるのね。いえ、全部読んでないですよ。と普通に返事したら、えっ、じゃどうして買うの？の顔をされた。ええ、ほんまにね読めるのだけ買えば良いのにね、だからアホなのよ。言われなくてもわかってますよ。山好きの人に、どうして山に登るのですか？そこに山があるからだ。てな名解答があるが、なんでもそうなんじゃないだろうか。どうしてそんなに本屋行って本買うんですか？そこに本があるからだ。じゃ、ちょっとサマにならないかな・・・