うつうつひでお日記
- 作者: 吾妻ひでお
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/07/06
- メディア: コミック
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えらんだ堂の本が、すこし動いていてメモをとる。新刊を見ると、『うつうつひでお日記』吾妻ひでお(角川書店)があり、図書カードで購入する。前に『失踪日記』を読んで、あまりの赤裸々な告白マンガにジーンと来て(?)、マンガは読まない私が好きなマンガ家さん。すごいタイトルだが、読んでると苦労してマンガを描いている間に図書館や書店で、毎日すごい量の本を読んでいるのにびっくり。読書家だなぁ。
一気読みすると、本当にこちらまでうつ病なりそうな気になってくるので用心しないといけない。「失踪日記」で賞を何個もとり貧乏から少し脱出されたとか。でもアル中やうつ病って、なかなかきれいになおらないらしいし、忙しくなると又お酒飲んだりうつ病にもなる人が多い。作家に多いものね。きっととても優しい人なんだろな。
面白い偶然で、うつうつを買った後、仕事場でアル中の主人に殺されそうになった奥さんが来院して、長い間、先生にどうしたら良いか相談していた。すぐに精神病院へ入れなさい。と病院を紹介していた。マンガは現実の悲惨なところは描かないが、実際にアル中の家族がいると地獄だよ。
家で、OMMで買って読んでなかった「ユリイカ」S55年新年号をパラパラ読んでたら、ボブ・ディラン特集号だと思っていたのが、植草甚一追悼号でもあった。絶筆の小文が掲載されている。淀川さんが追悼を書いていた。これは気がつかなかったから、思わぬラッキー。随分、奥さんにわがまま放題だったみたい。亡くなる前日にコロッケを食べたいと言い、肉のコロッケだと奥さんが言うと、カニコロッケじゃないのか。と不満を言ったとか。前日に見舞いに行った人がイノダのコーヒーを出してもらったと書いてるけど、イノダはコーヒだろ。と突っ込んでいた。