うつうつひでお日記

うつうつひでお日記 (単行本コミックス)

うつうつひでお日記 (単行本コミックス)

連休明けから、ずっと又仕事がはじまる。休み明けって体がいやがってるなぁ。今朝は、警報が出て子等は急にお休みになり家で、朝からぶらぶらしている。警報が出ても仕事はある・・・海文堂でお会いした、ちょうちょぼっこの真冶さんからメールを貰い丁度、郵便を出しに行くのでひとつ郵便を増やして送る。写真も私にしたら早めにプリントする。出た時に、深江駅方面まで行ったので、えらんだ堂を覗くと店長がいて、月曜のイベントが成功した話をする。店長は、海文堂の平野さんや後藤さんとコーべブックス時代一緒に仕事されてた人で、すごいやり手の書店員だった。コーべが倒産してから、数年後に今のブックフォーラム深江店を独立して自分の店でされてるのだ。近所のよしみもあり、三年前から私の棚を持たせていただいてる。ま、こうしたマニアックとも言える好きな本置いてます棚は、すぐ行ける近い書店が良い。
えらんだ堂の本が、すこし動いていてメモをとる。新刊を見ると、『うつうつひでお日記吾妻ひでお角川書店)があり、図書カードで購入する。前に『失踪日記』を読んで、あまりの赤裸々な告白マンガにジーンと来て(?)、マンガは読まない私が好きなマンガ家さん。すごいタイトルだが、読んでると苦労してマンガを描いている間に図書館や書店で、毎日すごい量の本を読んでいるのにびっくり。読書家だなぁ。
一気読みすると、本当にこちらまでうつ病なりそうな気になってくるので用心しないといけない。「失踪日記」で賞を何個もとり貧乏から少し脱出されたとか。でもアル中やうつ病って、なかなかきれいになおらないらしいし、忙しくなると又お酒飲んだりうつ病にもなる人が多い。作家に多いものね。きっととても優しい人なんだろな。
面白い偶然で、うつうつを買った後、仕事場でアル中の主人に殺されそうになった奥さんが来院して、長い間、先生にどうしたら良いか相談していた。すぐに精神病院へ入れなさい。と病院を紹介していた。マンガは現実の悲惨なところは描かないが、実際にアル中の家族がいると地獄だよ。
家で、OMMで買って読んでなかった「ユリイカ」S55年新年号をパラパラ読んでたら、ボブ・ディラン特集号だと思っていたのが、植草甚一追悼号でもあった。絶筆の小文が掲載されている。淀川さんが追悼を書いていた。これは気がつかなかったから、思わぬラッキー。随分、奥さんにわがまま放題だったみたい。亡くなる前日にコロッケを食べたいと言い、肉のコロッケだと奥さんが言うと、カニコロッケじゃないのか。と不満を言ったとか。前日に見舞いに行った人がイノダのコーヒーを出してもらったと書いてるけど、イノダはコーヒだろ。と突っ込んでいた。