なつかしい写真

nae586252006-07-13

しかしこの蒸し暑さは一体・・・と思う暑い日が続いて、あんまり疲れるのもイヤだけどなーと午前中はごろごろしていた。ふと思い出して古いアルバムを探してみると、ああらすぐに見つかった。約25年前のジェイズ・バーそっくりの地下の店の写真。一瞬、時間が後戻りする。ひととおりめくってから若い頃って、なんにせよはずかしいなぁとトビラをしめた。写真って、こわい。
お昼なってから晴れ間が出てきたし用事もあるので、重い腰をあげて京都へ行く。車中は芦屋からずっと座れる。もう山崎あたりの田んぼの稲は伸びて一面、緑色だ。京都駅についた途端、すごい暑さにうへっとなる。神戸も大概暑いが、ここはもっとすごい。京都って夏は暑いし冬は寒い。遅くなったので、四条駅の地下街でお昼に、おろし唐揚げ定食てのを食べる。いつも烏丸食堂という錦市場の脇にある一膳飯屋風な店で食べるけど、今日はゆっくり座って食べたかったから。ヒマそうで、食べ終わると待っていたように午後の休憩に入るため看板を入れていた。
地下を出ると、すぐ長刀鉾の山鉾が止まっていて大勢の人が写真をとったり、ちまきを買っていた。ああ祇園祭りがもう始まっているんだなぁ。本宮が17日なのは知ってたけど10日から、あちこちで祇園さんの鉾が見られると三月書房の宍戸さんが教えてくれた。浴衣を着た外人さんや男の子が家の二階から渡しを歩いて、どんどん入って行く。でも女性は入れない。お稚児さんも京の男の子だけ。目の前で山鉾を見たのは初めてかな、絨緞地の模様の入った垂れ(ちゃんと名前があるんだろう)を、しみじみ見た。これが何百年も前から祇園祭りになると出されて曳き回されてるんだ。
今日、偶然見れたのはラッキーだろう。当日なると、とても見になんぞいけない。人だらけで電車に座って帰るなんて、絶対無理。泊るほど遠いと良いが神戸からだと一時間で着くので日帰りで祇園祭りを見に行くのは、今はしようと思わないものね。
それに、こんな暑い中歩きまわってよく倒れないものだ。歩いてても、きれいに着物を着た中年の女性を沢山見たが慣れているのか汗もかいてない。そこが京女どすえ。
三月書房へ行くと、宍戸さんが古い「彷書月刊」をくれた。前に言われてたからで、すぐ郵便を頼んだことも聞かれたが、それも先月送っている。ほん手を渡し来月の注文を受けた。ありがたい。新しくできたBAL内の大型書店はひどいと皆、話していることから、丸善河原町の店の前は三条のイノダコーヒの傍にあって『檸檬』に出てくるのは、そっちの方だ(宍戸さんは行ったことがある)とか、湯川さんに車谷さんが新刊の装丁を依頼されたらしいこと等、やっぱり毎月来ないとわからない話も多いな。夏は暑いんだから、文句言わずちゃんとやろう、ほんまに。祇園祭りの宵も見れたんだし。