発見

しかし朝から雨ふりで午後は、どしゃ降りに。暑くはないけどねー、こんなにふらんでもと思う。午前仕事を終えて、今日は涼しいせいか余りしんどくない。それに野暮用を思い出し4時前に出て行く。今日は、絶対本屋行くぞ。と電車乗ってても思う。元町で、とにかく用を済ましてコーヒーが飲みたくて仕方なくエビアンにひさしぶりに入りコーヒーを飲む。前に、ここの因業そうなママに本読んでたら、客が待ってるから出て行けと言われてから来てなかったけど今日は姿が見えないし、店は空いてて追い出されることもなさそうだ。家を出ていく時に、OMM古書ブックフェアの案内ハガキが来てて、その電話をして話し。あれは大きいんだがなんせ見切れなくて足が疲れるのだ。でも行くんだけど、行く時は初日に行くし。どうして初日の午前中に行くかって、そりゃあ良い本が取られるからだけど土曜、日曜に行けば休みでゆっくり見れんのにね。金曜の午前10時に大阪まで走る私は、やっぱアホなのかもねぇ。それに、平日の朝から古書市に行く勤め人ってそんなに多い訳もないかもね。
コーヒーを飲んで落ち着いたので、三宮へ歩いてとにかくジュンク堂にはいる。二階で「俳句界」6月号をまず捜して読んだ。それから文庫をうろうろ見て回り三階で「本の話」をゲットした。ずっと上がり4階まで行くとあらま、エエジャナイカ氏を発見、声かけようかと思うがやめておく。そこでロックGを立ち読みしてたら、そこにもエエジャナイカ君がいるじゃないの。あらまぁ。岡崎さんが神戸のアンガールズと呼び名をつけたけど、ほんま似てるな〜。余りに偶然にしてもおかしすぎて一人笑ってしまう。世の中、似た人が三人居るつうが、そのひとりだよ。
それだけで足がだんだん痛いが、我慢して「ブ」へ回る。ここの百均棚はなかなか楽しい。森遥子さんの本がたくさんある。ジュンクには一冊もなかった。最早古本の人なんだなぁ。『マイコレクション』(角川書店)となだいなだ『クレイジードクターの回想』(文春文庫)を買う。ここの店員さん声かけ運動かと思うほど、うるさくて耳障りなんだが流石に夕方なると疲れてくるらしい。アホの鸚鵡がえしみたいな挨拶やめた方が良いよ、うるさいだけ。本を買った後に、そうだ魚雷さんが書いてた『マンガ道』の中央公論版を思いだして、見ようかなとマンガ棚を見るけどすごい立ち読みで見れないよ。『マンガ道』全4巻に吉行淳之介が解説を書いてるのだそうで、ちょっと気になったのだけど、文庫じゃない初版の単行本なんてみつからないだろうな。それこそ、まんだらけあたりにショーケース中でン万円なんて付いてそうだなぁ。トキワ荘の時代と、吉行世代の大学寮の生活は共通するものがあるとか、藤子氏の日記には、かなり興味のある読書の記録がおもしろいのだ。マンガ家って今はどうかよく知らないけど、その頃の人は文学好きな人多かったのかな。でも、小説は捜す自信あってもマンガはさっぱりわからないね。
「ブ」を出て、帰る前にスーパーに行くと娘とばったり会う。クラブ帰りらしい。仕方がないので、酒屋の友達の店に寄りまたコーヒーをおごってやる。足は痛いが、やっと本屋行けたし本も買ったのでちょっとうれしい。