うれしい電話

nae586252006-06-19

月曜は、どうも疲れる。体が仕事したくないモードになってる感じだね。昨日は父の日だったけど、私ひとりで美容院へ伸びた毛をカットしに行った。この何年か元町の美容院に決めてるので、終わってから本屋で一応、森遥子の本あるかなぁと捜してみるけど、なんとまぁ一冊もみあたらないよ。新刊ではないらしい。
その話を、車谷さんと電話で話しをした。『文士の生すだま』が東京堂書店で売上1位になったのを知ったこともあり、今年はじめての電話だったな。去年末にお話した時に、世界一周船の旅に出るんですよ。と聞いて、今度はどうでしたか?と一応聞いたら、いやぁ楽しかったよ。暑かったけど。なんだとか。本を読んでから、読みたくなって『悲しいだけ』を神戸の古本屋で初版を買ったとか、森遥子さんの本がないと言うと、文庫は新潮文庫で出てるけど今はどちらも絶版だね。とかで、そうだろなぁ。でも売上1位の本の話を作家本人と普通にしゃべれるのなんて、思えば贅沢なことだろうな。前に京都で頼まれたブツを郵送したけど、そのお礼も言われたがブツ自体はまだ読んでないらしい。忙しいものね。
宍戸さんの頼みじゃなけりゃ断ってるもんな。
今年は夏は暑いから動かないので秋に東京へ行く積もりです。と言うと、また来てね。とうれしい返事をもらう。車谷さんは、愛想は言わない人なので私はマに受けて、ひょこひょこ千駄木の家へ訪ねていくのだ。千駄木あたりは、もう何度も行ってるが、古い街並と坂があり漱石や鴎外の家の跡が普通にあって住みやすそうな好きな街だな。
京都も神戸もそうだけど、私は東京行っても同じ所ばかり何度も行く。行く前は、あちこち他にも行く積もりなのに結局、帰る時はまた同じとこ行ったなぁ。と呆れて思うことになる。とにかく着いたらすぐ神保町へ荷物持ったまま山手線に乗ってお茶ノ水から歩いて行きうろうろ古本見て、決まったホテルに泊まり翌朝は日暮里方面へ行って千駄木まで歩いて車谷長吉さんの家に行き、お茶やお菓子を出していただいて長い時間おふたりとしゃべってしまう。そのついでに他の場所にちょいと回ったりするんだよな。東京は広いのに、ほんと今度こそもひとつは広げたいね。高円寺へ行こうかなぁ。秋は、かならず行くもんね。