微笑日記

nae586252006-06-13

朝は、雲が出てどんよりした天気だった。曇りだと涼しいけど、気分がスカッとしない。午後から晴れて白く刷けでひいたような薄雲が見える青空になるけど、すごく暑い午後だった。
しつこい咳とめまいにとりつかれてたけど、今週なってからマシになったし一人で出かけて行った。暑い国道を渡る時、やっぱりやめようかなぁと思うけど結局駅のホームにいた。電車がこんな時は、すぐに来てうとうと寝る間もなく元町に着いた。で、やっぱり高架下に入り歩くと、ここは涼しいんだ。夏の間、ここだけ来ようかな。うろうろ見て、あづま書房でおじさんに挨拶する。今日は市の日じゃないの?と聞いたら、そうや、でも行かへん。とか。ここで『微笑日記』近藤啓太郎講談社)を買うと、また負けていただく。近藤啓太郎はずっと前に『微笑』を読んだけど、とにかく奥さんがガンで闘病する前まで、とんでもないわがまま者で女好き、博打打ち等、当時の作家の傲慢ぶりしか思い浮かばなかったが、『微笑日記』もやっぱりね。まぁ心の中では愛妻家でそう小説にも書いて読者を泣かせるのだろうけど、今の私には、それなら結婚生活してる間に反省せいよ。と思ってしまう。さんざん奥さんをこき使って好き放題遊んで酔うと殴る蹴る罵倒する、冗談やおまへんで。生きてる間にちっとは己をあらためよ。よく言う放蕩作家と耐える奥さんなんて、今はありえないんだよ。死んでから小説で詫びるなら生きてる間に何故できぬ。とか思うよな。今は、才能ある作家の嫁はんと支える髪結いの亭主風の会社員のダンナの方が多そうだよ。
なんて言ってるけど『微笑日記』は、ぐぐっと読ませるからやっぱり買ってよかった。私には、とても我慢できそうにないけど素晴らしい奥さんだし本当の日記に勝る日記はない。で、ふと思うけど我が家の場合、一番好き放題してるのは誰だろう。家人は昔は知らないが家と会社以外にひとりでどこか行くことが殆どない。飲んで帰ることもないし、外泊もしない。休みは、私や子どもが出かけるとひとりで部屋でゴソゴソ何か作るか、仕事をしてる。出かけるといえばブックオフかスーパーかコーナンぐらいだもんな。小遣いも殆ど使わないなぁ。
それに対すると私の方が出ていくことは多い。月に一、二回は飲む日もあるし遠出もする。ひとりで東京行って泊まることも年一度はある。喫茶店で珈琲も飲むし本代は収入の何割かなることもある。競馬もG1だけは買うしなー。まぁ平均的おばさんみたいに化粧品と服とバーゲンで買い物することはないけど。
でもねぇ毎日、ヒマにあかしてパチンコを煙草ふかしてしてる主婦もいるしね。(近所にはパチンコ屋が多いのだ)毎日、仕事に行く前にコーヒー飲んで、ちょいと古本を500円で買って、その日が結構よかったなぁ。てのも良いんじゃないの。多分、平均的主婦ではないだろうけど。