酒つまと本

久し振りによく歩いたなぁ。日曜なので時間を気にせず、好きなとこをうろうろできるのは嬉しい。
なんということもなく子どもと二人で出かけて行く。行き先は、やっぱりの元町。少しどよっとした天気だけど雨はふらずで、ともかく入ったら知らせておくれ。とお願いしていた「酒とつまみ」8号を受け取り。7号から随分と間があったなぁ、と思ったら去年の夏に7号が出ていた。殆ど季刊通り越して不定期刊。でも、この雑誌はこれで良いのだ。と思わせるから不思議だね。バックナンバーで創刊号から3号まで売り切れだけど、少しだけ自慢はこれを全部今、目の前の本棚にそろっていること。だって創刊から読んでるし手放さず大事に持ってる。で、8号をすぐ近くのカフェで読んだけど、これが400円は安い。今回のは井筒監督のインタビューが、なんつうても最高におもしろい。大阪弁で酒飲み話が映画みたいだ。すごい酒の飲み方だね。標識折り曲げて回り「ガキ帝国」ができた直後に逮捕されたのなんて、並の人じゃないよ。この映画、竜介の一番良い頃の姿が見れるんだよね。
それと今日は講談社の「本」と文藝春秋「本の話」もゲットした。それと「散歩の達人」を立ち読みして、岡崎武志さんの古本案内のページを読んだ。これで、かなり出てきた甲斐があったけど、ちょっと古本で捜すのがありモトコーへ行き、あちこち見て最後に、あづま書房の前に行くと、東さんが煙草を吸いながらこちらを見て笑っていた。子どもを紹介して本を捜しながら、しゃべっていたけど、猫の図鑑が欲しいとかで持ってきたのでケチくさいことも言えないしと出すと、子どもさんにしたるんやで。と負けていただく。うわ、うれしいような悪いような。今度、お土産持ってこよう。モトコーは日曜なのでいつもより人手が多いね。
そのあと、ずらずらと三宮へ歩いてまた待ち時間を決めて方々へ。その間に「本」のいつも一番によむ森達也さんの連載が、すごかった。友部正人さんをスナフキンに例えてる強引な気がしないでもなかったけど、どうしてか読んでるうちにヒシヒシとわかってくる。しかし、すごい詩を書く人だ。連合赤軍事件のことで引用している「乾杯」は、本当に凄い。
まだ活躍中の人なのを忘れそうになるほど、すごい。スナフキンは、若い頃すごく憧れたけど(今もかなぁ)、現実に憧れる人がいてドキドキするなんて素敵だね。