まんだらけって?

nae586252006-03-27

何故か外出しだすと続くんだけど、木曜からそんな日。疲れたなぁ、ほんと。
日曜は、親兄弟と一緒に大阪の天満で会う。卒業、入学シーズン恒例のお祝いを買いに行った。天神橋筋商店街を歩いて、某店で新しい子の携帯電話を契約し(音楽やラジオが聴けるらしい)、受け取りまでの待ち時間に近くの、どこから見ても飲み屋でお昼の定食(カキフライ、なすびのおひたし、おすまし、ごはん)600円を食べる。安くて旨いが大阪の味。
今日は、まだやっていたら扇町の幸文堂へ行きたかったけど二月末で閉められたと、前日電話で聞いたので前を通っただけ。この辺は、小さな古本屋が多い。も少し早く来たかったね。場所もわかったのに、いつもだけど遅いんだよな。扇町公園の脇を歩いて、ぞろぞろと梅田東通りまで行く。なんでって、子どもがマンガ好きで、それも同人誌マニアらしくまるで知らないマンガの話をよくしてるが、それがあるんだそうな「まんだらけ」へ行く為。前にも、やはり子どもが半年ぐらい行きたいとうるさく話してた時に、大阪に住んでる妹が連れて行った時に、一度だけ入ったことがあるけど、相変わらずえげつない通り。
で、この日は少し見たいのもあり入ったがなんやら螺旋状の暗い階段を登るとこから、魔境的な入口の雰囲気がある(そんな風に作ってんだろけど)。階段や、入口がわかりにくくて狭いし暗い。なんか場違いじゃないかなぁ、とか思いながら店内を見てたが全然そんな風じゃなく、あれ、私どこでもそれなりにらしく見えんだろーか。それに、すごい人で売りも買いも長蛇の列。日曜ってのもあるんだろけど、人気があるらしい。レジ前の棚に「まんだらけZENBU」最新号やバックナンバーを置いてたので、少し立ち読み。30号が最新号で、創刊号から当たり前だが揃っている。大判で結構高い。これもマンガマニアなら、毎号買いそうやね。今、お金持ってて使うのは、この世代なんだろな。
だんだんと、おかしな空気に息苦しくなりそうなったので壁際のショーケースを見て出ようとしたら、あれ。と目が留まる。「ドラえもん」など藤子不二男の初版モノが並んでるけど、それが家にあったから。子どもが好きで大量にマンガを買って読んでた妹が、震災後に家を出た時、全部置いていき子どもが貰ってたのに、「どらえもん」一巻があったが、18900円だとで、えっ!と思わず取らぬ狸の皮算用を頭ではじく。前の喫茶店で待っている妹に、それを言うと知ってるわい、そんなの。とかで、他にも単発の人気のなかった藤子作品を出てすぐ買ってたのが「今あれば」すごい金額なってるらしい。全部、押入れのダンボールに入れてたのを父親が、震災後マンションの建て替えの時に幾ら言っても妹が取りに来ないので、捨てたとか。そーなんだ妹(35歳)は、5才ごろから「コロコロコミックス」が好きで、共稼ぎで家で鍵ッ子の甘さもあり欲しい「ドラえもん」他の漫画をアホほど買い幕ってたんだよ。あれが、あれば軽く10万はあるだろに。その話を喫茶店で私が余りに惜しがるので、呆れられる。
家に帰って、それでもドラ一巻を捜してみるけど、誰も今どこにあるか覚えてなく見あたらない。アホな夢を見ている気分になる。妹が買いまくってたマンガは結構長い間、ほったらかしになってた。私は、マンガ読まないのでそんなに値うちが出るなど全然わからなかったもんな。妹が言うには、すごく好きで読んでたからもし今残ってても愛着があるので売らないとからしい。その同世代がなつかしがって、当時のを買うんだよとウンチクを話していた。そんなもんだろうか、まぁ古本だとそんな気になるのはあるからなー。小説よか、今はマンガ世代が三十代から四十代なっててお金使って古本レアマンガがバカ高い値で売れるって、「まんだらけ」で軽いカルチャーショック状態なったわたしゃ、ただの時代遅れなんだろうか。幻のお宝マンガのダンボールが、惜しい(しつこい)勝手に売り飛ばして小遣いができたのにー、とひとりでブツブツ言ってたら家族皆に呆れられたけどねぇ。まぁ実際、震災の後はそんな話沢山あるんですが。