旭屋書店とお初天神

nae586252006-03-21

お彼岸は中日の春分の日。やっと晴れた日が来て、まだ肌寒いけど行楽日和になる。気になると、気持悪いので休みになったことだし梅田へ朝から出て行った。阪神・梅田駅に降り、地下街を歩いていると随分、ひとりでこうして来るのも久ぶりな気がしている。最近は、元町ばっかりだったもんね。
で、一直線に東梅田駅横の階段を地上に上がると旭屋書店・本店なのだ。とにかく玄関の写真をパチリ。中に入り、見てやるぞと言う気でいつもより気合を入れて見て回る。確かに、改装してから随分と変っていた。二階、三階と上に上がり四階の奥に、ありましたよ。みすず書房岩波書店の棚が。どうして最上階にあるんだろと、思うような良いとこ。ここが一番落ち着くな。どことなく東京堂書店・本店の奥の棚と似てる。そういえば昔、ここに喫茶室があってコーヒー飲んだな。お世辞にもおししくなかったけど・・・
また上から階段で降りていくが、階段だけは昔のままで一番なつかしい。一時間以上いただろか、足が痛い。あんまりウロウロ見てたので、書店員さんにジロッと見られた。文庫のSさんは、やはり見かけず。人事も大分変ったみたいで、ベテランの人の姿が見えない。これも経費削減かな。そんなところで旭屋を出て、さてとお初天神通りに入り歩く。ここは、その名の通りお初天神が突き当たりにあり、五年前偶然歩いてて見つけた時に見事な夜桜が満開に咲いていたのに、ひどく感激したことがあり、なんとなく春先になると足が向く。今年も、そんな訳で来てしまったが桜はまだ早く、蕾はふくらんでいるが咲いてなかった。
あの時、春休みで子どもが大阪に泊まりに行った日に送りに梅田まで連れて行き、その後偶然お初天神を歩いてて見つけた。あの桜は、忘れられない美しさがあったな。夜桜って、昼とは違う幽玄な感じがするらしい。ここは、近松の有名な、曽根崎心中のところ。キタの新地です。また、桜が満開になった頃、も一度来たいなぁ。
初天神でせっかくだしと、通りかかった男の人に写真を一枚撮ってもらう。お礼を言うと、これだけで良いんですか?もっと写しましょうかと言われるが、いえいえ一枚で充分と出て、まぁ梅田に来たんだしと阪急へいき紀伊國屋書店へ。しかし、ここの方がなんだか人が多くて活気があるみたいだ。う〜む。みすず書房の棚はないが、明らかに売れてる感じ。どこも同じなのかなぁ。この辺に、経営方針を大幅に変えざる負えない訳があるんだろう。
しかし、大阪梅田へひさしぶりに出てきたが、今日は本屋しか行かなかった。デパートは入る気も起きなかった。目的はひとつ。浮気はしないのだワトソン君(?)