気まぐれ古書店紀行サイン会

nae586252006-02-18

土曜は、天晴れて言葉がぴったり合うような晴れだ。よかったねぇ、ほんと。お陰で、足取りも軽く元町へ行く。そう、今日は岡崎武志さんが神戸の海文堂で『気まぐれ古書店紀行』(工作舎)の初めてサイン会をする日なのね。午後二時からにはやめに着いたので、大丸でルオー展をみた。ああ、よかった。それから、ゆっくり行くと丁度二時で、岡崎さんが出てくるところだった。
神戸で、こうしたイベントをすることがなく不安もあったと思うけど岡崎さんは、やはり大物の落ち着きがあるし、ひとりひとりそれは丁寧にサインして会話をする。なつかしい人も沢山来られたらしい、初めてにしては行列もできて成功だった。スムースの人に会えるかなと思ってたが、林さん山本さんは来られなかったとかで残念。和やかにサイン会が3時に終了し、控え室に大島さんもどうぞ。と声をかけていただき何年ぶりかで二階の控え室に入る。
ここで、ニトベさん、北村さん他にも古本好きな人が集まりしばし雑談をしてたらFおか店長が、泡の出る飲み物をと別に催促してないのに、進んで買ってきてふるまう。ここで、写真をとったりしてたが北村さん気に入りの口笛文庫へ行こう!と言うことに決まり、皆で六甲へ行く。出る時に見送ってたFおかさん顔がまっかだっせ、と言うと、ええねん赤い顔で今日は休みなんや。とのことだった。ふーん。
六甲道で電車を降りて道沿いに宇仁菅書店の前の均一で立ち止まり、行きすぎれず入っていくが、ここは古い棚でとても古書店らしく私は、この辺りは初めてで、とても気に入った。サイン会後に来られた扉野さんもじっくり見て回りレジで本を買う時に奥の倉庫がどっしりお宝の入口みたいに見えてた。良いなぁ、ここ。そこから歩いて北へ5分ほどの口笛文庫へ行くが、思ったより地味な表だが中に入ると、これまた違う新しい古書店のカタチのようなウキウキするよさがある店だな。店主にあいさつして、写真をとらせていただく。まだ29歳だそうで、かなり好青年風な人だけど、見た目より結構頑固な感じもした。渋い本があると思えば、外国の絵本が平台みたいなテーブルに飾ってあり音楽はジャズが流れていて、奥にはCDも並んでいる。正直、雑誌で写真を見てた時より直にこうして店に入り本を見てる方が、ずっと気に入るものがある。う〜ん、近いのに六甲は遠かったらしい。この二軒はいけるよ、ほんま。
口笛文庫を出て、皆さんは喫茶店へ行かれたが、私は家に戻らないといけないので失礼した。主婦のしがらみ、六時を過ぎると夕食の支度があるのだ。夕暮れの中、家に戻り写真を見ると、結構うまく撮れててホッ。岡崎さんに、頼まれたこともあり写真をチェックして今日の本屋めぐりも終り。ひさしぶりに楽しい一日だった。これだから、古本めぐりはやめられまへん。