セント・バレンタインデー

しかしこの日ほど明暗の別れる日ってないかも。チョコあげる、あげない、くれ、いらないのバカバカしいお祭日だなぁ。ほくほくなのは御菓子屋だけだったり。
そのチョコ売り場が、神戸はすごいことなってて、そごうのデパ地下を偶然通った時も、目移りするチョコだらけだった。でも、そこでひとつも買わなかった。結局、私は誰ひとりチョコをあげなかったな。その代わりじゃないが、仕事場でモロゾフの高そうな赤い箱に入ったチョコを貰った。なんでやねん。
本当は、今日は大丸へ行って、展覧会を見てお昼を食べようかな。と思ってたが昨日の快晴をあざ笑うような曇り空から出掛け頃には雨まで降ってきて、やめてしまう。雨がふったからやめるって、なんだかだがそんな気分な時ってあるよねぇ。で、今日は休みにしよ。と家で寝転んで、『回転木馬のデッドヒート』を読んだり、ツタヤで借りたダイアナ・ロスのCDを聞いたりしてたのだった。晴れてる日は、うずうずして家に居るのが勿体なくなり疲れてても出ていって歩いたりするが、雨の日にこんな風に家で過ごす時間も好きだ。晴耕雨読みたいだ。
この時期、考えたくないが確定申告がはじまる。これ出すまで気分が重くなる。それに月後半になると、またやらねばならぬ事が迫ってくる。チョコまいてる場合じゃない。なら、すこしずつやれば良いのに、なにもしてない。やれやれ。ずっとお昼も、おにぎりを食べてパソコンで逃げるようにネットを見てたら、すこしおもしろい去年の日記がありプリントアウトする。知り合いが出てたので、いちびってファックスしてやる。こうゆー遊びがどうもやめられないのは私の悪いクセだなぁと、ちらっと思うけど。仕事に行くまでテレビをぼんやり見てたら『白い巨塔』を再放送でしてて、夜ドラの時は殆ど見てなかったのもあり見てしまう。大学病院が舞台の教授の椅子を争うんだが、仕事場で先生にヒマな時に、その話をすると先生がいた大学病院も、同じような事はあったのだそうで、あのドラマはほんとの事だとかだった。ふーんドラマだけの世界じゃないんだねぇ。山崎豊子はきっちり下調べをして確信持って書いてるとも言ってたが、今、新作でそんなドラマ作れないだろな。
白い巨塔』で、うろおぼえながら田宮次郎の時のも覚えてる。裁判最終で胃ガンになった財前が倒れる前に裁判で有罪なるとことか、山本学が出てたのとか。山本学って、今はどうしようもなくおじいさんなったなぁ。年とると若い頃知ってるモノには見たくないものあります。はい。
夜は、本の整理を何故かしていたが本棚から富岡多恵子『斑猫』(河出書房)がでてきて、読んでいた。これはマンヨーで見つけて買ったが、一時新刊で買おうと思って捜したけど殆どなくてマンヨーで一冊だけ見つけたんだよな。でも隣の図書館には結構沢山あったのだ。ここで賢く倹約上手な主婦なら、きっと図書館で全部貸しだしして読むんだろうね。私は、バカで浪費好き(?)なのかなぁ・・・だって借りたら返さなきゃいけないし、こうやって手元でこれは、どこそこで見つけたとか読めないじゃん。