いいちこボンボン

nae586252006-01-17

しかしまぁ、色んな思惑がありそうなニュース満載の一日だった。朝はライブドア東京地検特捜部に家宅捜索されたのを、わいわいとやってて株の世界はさっぱり縁がないが、あの「風説の流布」ての、なんなんでしょうね。江戸時代かよ。時代小説のお裁きの罪状にでも使われそう(なんかほんとに某小説で出てくるとか)。ようするに高くない自社株を高いよ、と言いまくり誤解を招いたてことらしいが、そんなの皆やってるんじゃないのか。
なんだか昼からの国会証人の小嶋サンの注目をそらす為との風説しきり。これも意図的な風説の流布だろな。どうでもいいけどね。金儲けが異常に好きな人達が足すくいあってるだけに見えてしまう。
お陰で毎年これみよがしに朝から続く震災関連のビデオや特番を見ずに済む。関係ない人には忘れるなとか風化だの言うんだろけど当事者には、そんなの関係ないものがある。別にテレビでわざとらしい特番される方が不快になるもので、神戸の震災激震地である住んでるあたりでは、普通に今日はあの日だね。と言葉に出た。ポツリポツリとすごかったよね、と話が出る。それで良い。絶対忘れる訳がないのは、その人なら皆思っているもので、声高に騒ぐのは結局は外側の人じゃないかな。それに今だけ矢鱈出る震災本や絵本もわざとらしいんだよね。ひどいと一発金儲けにしようとしてるのもあり、まぁそんなのは売れてませんが。
いつまでも傷口を無理矢理広げるような、なにもわかってないことをする人も多いのを作る側はわかってんのだろうか。
テレビもつまらないので正午に出て行く。なんとなく家でじっとするのも嫌でお天気は寒いが晴れていて空が澄んでいる日。電車に乗ってぶらぶらと歩き本屋へ。元町のこの本屋では古本をえらく売りだしてて、それが気になってきたがS氏コレクションとかで古本仕様で中央カウンタ回りに置いてあるのを眺めたが、まぁすごい強気つうか素人だろうS氏は、郷土史物の古いのをあれこれだしてんだが、6万から3万なんてのが普通にあって?それも私には、そんなに値打ちがあるのかよく判らない、少なくとも一冊も買いたいのがなかった。
ちょっとねぇ、今時こんな高値で陳列ケースに置いてそうな郷土資料もの6万で買うキトクな人がおるんだろーか。とか思うのは素人の考えなのかしら。ここでは、ちんき堂棚も一本ある。レジ近くの良いとこに置いてるが余り売れてないらしく、それでどんな本置いたら売れると聞かれたりしたが、そんなのわかれば本屋してるよ。『やられた!猟盤日記』は地元の好条件もありよく売れてるけど。わたしは実は、買って読んだのは始めてだが意外なほどすらすら読みやすくておもしろかったんだよね。オビに「街の古本屋に未来はあるのか?ちんき堂はつぶれるのか?」てあるのを外して表紙を見ろと戸川さんが言うのでピラッと外すと、ちん○ギャルの写真がドドッと出てきて、あれまぁ。20年前なら投げだしてたかもしんないが、今は呆れるだけ。
本屋を出て、いつもの牡丹園で炒飯を食べて、いつものカフェ・アズマでコーヒーを飲み新聞をよむ。さんちか古書即売会のチラシを渡し、『花とアリス』の原稿用にパンフレットを借りようと思ってたけど、見つからないらしい。『花アリ』岩井俊二監督は、一番監督ので良い感じがした。でもなにをどう書けばいいのかまだ頭でできてない。できるんだろか・・・帰る時に駅の売店のようなコンビニで、いいちこのチョコレートボンボンのお菓子を発見して、思わず買った。いいちこボンボンです。