本ことはじめ

nae586252006-01-04

お正月休みも、今日で終わりだてんで、やっとひとりで本屋めぐりをしに出かける。寒い日だったが、懐はまだ少し暖かいしね。これも一月半ばを過ぎれば寒い冷蔵庫みたいになるんだが、計画性がないので、使わないようにするには持って歩かないことしかない。私って主婦も長年してんだが、どうもあの主婦のケチぶりは嫌いなんだよ。ちいせー人間がせこいケチを自慢してるようで、それでいて高い化粧品やデパートのバーゲンで一万円の福袋をおばさんが狂ったみたいに買ってる普段は、すごくケチくさいおばさん方は近所でも沢山おられる。まぁ初買いが、古本な私とは接点がないんだろが。
勝手な想像だが、正月からデパートの開店前に並んで目の色変えて服とか買い漁る女性はヨン様のファンがすごく多いんじゃないだろうか。なんだか、タイプが同じよーな感じなんだよねぇ。
私のデパート福袋バーゲンは縁がないが、本の初見は必ずある。いつもお正月休みに必ず一日行くが、今日も行ってそれなりに成果があった。正月の書店はなんだかお年玉景気みたいなのがあり、いつもより財布の紐がゆるそうなお客さんが、本を沢山買っている。年末は、それこそ皇室の特集雑誌を端から端まで立ち読みしてる、おばさんを見かけたが、その手の立ち読みが少ない。お正月がヒマで本や雑誌を読みたくなるのかも。そういう私も新年だしって、いつもより沢山本を買った。レジに持って行く前に待ち構えてたように見慣れた書店員さんが、「おめでとうございます!」と挨拶される。へへ〜、この本屋だけで何人も挨拶した。偶然、久しぶりに会った人もいたし、やっぱりまだ休日なんだねと思ったな。
ここで『やられた!猟盤日記』を捜して、一冊だけありこれも買う。この本の作者は元町で有名な古本屋の店主だが、昨年末から、この本の話はよく聞いてた。カフェ・アズマでコーヒー飲みながら読んでたが、良く知ってるせいもあるのか面白い。ぶ厚いんだが、するする読める。あ、そうだ、サインしてもらお。と、思いつき、ちんき堂へ。相変わらずヒマそうだったが、丁度良いのでサインをいただく。お客さんがわんさかいると話しにくいからね。
そのあと、古本の振り市が一月だけあるそうで、そこで中古レコードをどうやってせり落とすか、とか本に出てくるF氏のことなどあれこれしゃべってたが、サイン本のせいか、店主にお茶を出してもらう。うわっ、こんなこと今までなかったよ。それに、とても上手に淹れた、おいしいお茶で内心、おどろく。飲み終わった頃、お客が数人どやどやと来たのを機に出たが、あ、本買わなかった。ま、でもお茶、ごちそう様です。『やられた!〜』は、売り切れだそうで補充しないとないとか。30冊売れたらしい。さすが、地元だね。
しかし、本の中でも頻繁に出てくるが、本が売れない、ヒマだと書いてある。私には、それなりに売れてるように見える(他の書店よか)けど、なんせ本の数が少ないからなぁ。
しかし今日は、行き先で新年のあいさつをしていた。えらんだ堂にも寄ったし、なんか本のことはじめだ。まだ来週も京都と尼崎に行かなければいけない。ずっと休みが欲しい。休みすぎると、仕事に行く気が薄くなる。