秋雨

今週は休みの日だけ雨が降る。平日は、至って秋晴れで皮肉だね。月曜から水曜まで快晴だったが、ひきこもりのように家と近所だけ歩いただけ。うって変り、木曜から出っ放しだったなぁ。仕事の都合で、京都へは木曜日しかいけそうな日がなく思い切って行ったら、思うよりもずっと良かった。やはり動かないとはじまらないんだよな。
朝から曇りで途中から雨もふった日だったけど、京都についてすぐ阪急デパートへ上がり山本善行ガケ書房棚を見に行く。山本さんは知恩寺に行ってるとかで、それを誰も責めないのがらしい。本はとてもよく選ばれていたし、似合っていた。他のフロアは人気がなく祝日なのにガランとしていて、このせえるも阪急の売上不振から声が掛かったらしく、その企画は大成功じゃないのかな。老舗で一等地にあっても客はなれをしている店は実は火の車なのは、丸善が良い例になってしまった。あそこがないのは、今でも信じられない。京都の顔のような本屋だったものね。
阪急からバスに乗り、知恩寺へいき古本まつりをしている境内をうろうろ。百万遍にははじめて来たが、京大のすぐ近くで古めいた学舎に学生が入っていくのが見える。知恩寺の周りは古本屋も多く、やはり京大の学生が買う歴史があるんだろか。このなんでもなさが良い。神戸ではお寺や神社で古本市はないのが、えらく差があるように感じる。湊川神社や生田神社もある。どこか、そんなことしても良さそうだが、なんせ人が集まらないんだよ神戸は。
京大前のバス亭から来たバスに適当に乗り平安神宮のそばにうまい具合に止まり、降りて山崎書店まで歩くが、ここも文化施設が多く岡崎美術館のそばに山崎書店がある。街路樹は紅葉していて、いつも寺町ばかり歩いているので思わぬ京都観光ができた気分。しかし京都って見て回るのに飽きないな。行く用がないと、ほんとに他を行かないのでお寺参りもさっぱりしないが、今日は良く歩いた。林さん、奥様や来場している人とコーヒー飲みながら一時間ほどしゃべり東山から歩いて河原町へ行き、もう一度阪急で連れの人を五階まで案内すると、山本さんが居た。挨拶すると、うれしそうに挨拶された。そのあと三条の六曜社でコーヒーを飲みながら一時間ほどいて帰ったが、この日は家人が休日出勤なので慌てずに済み帰ると７時前だったが仕事みたいな感じでホッとする。子どもも学校へ文化祭だった。
金曜もとても疲れてたが、用があり元町へ行った。仕事はこんな日に限ってバタバタと忙しくへとへと。本もどわっと増えている。レイモンドカーバーの傑作選が思ったより良く、行き帰りの車中でもずっと読んでた。村上春樹訳だけど、まるで本人の小説を読んでいるみたいだな。土曜日も疲れてゆっくりしたいのだけど、偶然家族皆が休みになり遠出しようとなり朝から車で半日走りまわりふらふら。おまけに夜も読書系の会があり三宮へ夕方から出て行く。
もちっとバランスとってくれても良いのに。その間にほんの手帖をなんとか全部発送して、本のメルマガの原稿を送る。