フーテン

この頃、公私ともに忙しい。夜になると疲れて寝たくなるが、余り早く寝るのも勿体ない気がするし、朝は弁当を作るので六時過ぎに起きなきゃいけない。仕事へ行くと、この頃次第に忙しさが増している。
物が増える時ってのは、不思議と続く。墓参の為に田舎へ行ったあと大量の米と野菜が廊下に転がっているなぁと思ってたら、その野菜をおすそ分けするのに月曜の朝、いつも行く喫茶○でお客さんがくれたからと、シチズンの婦人用の時計を貰う。中古だが、ブレスレット型の本物だった。そのあと、別の人から栗をもらったし、職場ではさつま芋を貰う。どーなってんだ。とか思ってたら、今日は娘が学校で模擬試験を受けなかったからと試験代3100円が返金されたと出してきた。まだ続きそうだなぁ。
本も見つけ本があった。昨日は久しぶりに車をひとりで運転して「ブ」へ行ったが、今日は元町へ予定通り行った。「映画批評」の編集会議の時に墓参の時に叔母さんの家にお土産用に買った、カステラを忘れていて取りにいった(又、増えたな)ので、そのまま本屋に入り半時間ほどいたが、「ミーツ」11月号が山積み。これが街の人は皆、本好きだった。とコピーがあり、「エルマガジン」も秋にはよく本屋特集をして買ってしまうが、ミーツは同じ出版社が発行していて、「神戸本」「京都本」などの地域ガイド本が主だったのを、月刊で出してるのだ。気になる箇所もあるけど、しっかりと時間もかけて内容が広いし、他にもある「関西ウォーカー」系よりは、読みごたえがある。よく調べていて通な人も多く出ているのが、営業的でないね。これは買った。そのあと、カフェ・アズマへ行き忘れもののカステラを一本進呈する。アズマさんが「酒とつまみ」の事務所へタモリ等が乱入して酒のつまみを作ったりしていた深夜番組を見てたらしく、その話しを聞く。イカで裂く試合とか。余りのアホさに、それが良いのかもだけど。とか、でもタモリ倶楽部のお陰で7号は急に売れたんじゃないかなぁ。テレビの力ってすごいんだねぇ。大竹さんと、前に関西に来られた時メールのやりとりがあって、都合が合えば一緒に飲む予定だったんだけど。今度はいつか来られるのかなぁ。
アズマのあと、お昼を食べずモトコーを今日は4丁目まで戻って歩くが、あずま書房(アズマつながりだ)で何気なく入り、ふと見ると「ガロ」が積んであり、その中に永島慎二特集号(1994)が一番下にあったので300円で買う。ここに「フーテン」があるので読んでみた。私は、普段マンガを読まないので永島氏の漫画も知らなかったのだ。カツ坊が随分とこの作家の追悼を書いていて、一度読みたかった。それで、カツ坊がどうして敬愛しているのか、なんだかわかったなぁ。この号、写真やコメントもかなりありお宝本じゃないのかな。
あずま書房の店主の片腕のないおじさんとすこし話しをしたが、家賃も払えないしもう閉めようかとかだった。古本屋さん、苦しいところが多いらしい。でも、閉めないでね。