スローダンス

月曜9時のテレビドラマ、いつも前のダウンタウンの番組の後で勝手に変るが、いつも家人がくだらない、見てんのか。と聞くだけ聞いてたけしの番組に変えてしまう。なので、いつも導入でついオモシロそうだなぁと見出した時に水を差される感じになる。今やってる「スローダンス」もそれで一回も見たことがない。それに私はビートたけしが嫌いで、あいつが出ている番組は軽い吐き気がするほど。しかし家人は、たけしが好きらしくいつも見ている。お陰で、我が家の月曜の夜はバラバラになる。私は普段テレビはニュースしか見ないので、部屋にはテレビはないし。しかしねぇ、テレビの嗜好はニュース以外見事に反対だね、私はハマコーもボケ老人の叫びを見てるようで嫌いだし、他のおっさん連もうるさいし口が悪いので好感が持てないんだよ。ついでに言うと、家人はマチャミも好きだが私は余り好きじゃない。うるさい女もうるさいから嫌なのだ。歌番組とドラマが好きだが、家人はどちらも嫌いだ。プロジェクトXと、釣り番組が家人は好きだが、私は興味がない。なので、見たくないテレビになるとどちらかが部屋にこもるので話しをしなくなるんだなぁ。たけし番組だけは、音が聞こえてきても不快になるから見て欲しくないのは月9ドラマが見れない反動もあるのかしらん。
湯川書房から『車谷長吉恋文絵』が届いた。39000円の100部限定本で私が買った本では、一番高価な本。前から出たら買おうとは思っていたが京都へ行けずにいることもあり、予約もしなかったが実は作者本人から電話を貰い、こうこうで出たんですよ。と言われ、翌日湯川さんに買います。と電話したのだった。丁度、夏場余り出かけずにいたしちょっと余分な収入もあって手元に小金もあったので、余り迷わずに買うことができた。届いてみて、本を出してみるとこれがすごいの。豪華本とひとくちに言うものでなく専門用語を知らないので、うまく説明できないが湯川書房の本のすごさを感じた。箱から出すと、背はモロッコ皮で、面は小千谷縮の装丁があり中にサインが綴じ込みにして挟んである。古いハガキを印刷してるのに、きれいに絵が出ている。非常に凝っていて、しっかり美しく作られているのだ。今時、これだけの凝った美本を作れる出版社が他にあるんだろかと思った。買う前は、内心お祝儀の積もりで注文したが(でないと買えない)、実際届いて読んでみるとそれだけの値がついてもおかしくない、良い本を買ったなぁ。と思うから湯川さんの魔法に掛かったようなものだ。それに、そろそろ売り切れそうなんだからすごい。今は取次が鈴木書店だったので倒産してからは、流通も客注だけだしそれも口コミのみなのに。書店であるとしたら三月書房だけだろなぁ。