るきさんと本の雑誌

nae586252005-08-22

朝から晩まで練習の日々が続いて大変だった子が出ている劇を、日曜に新開地のアートビレッジまで観に行く。高三なので、今年で終わり。毎年出ているせいか、A子さんすこし上手くなったかな。(あ、親バカ?) この日はずっと雨だったがお客さんは多く満席だった。
新開地もこの日ぐらいしか来ないが、当分来ることもないのかなと思うとすこし名残惜しい気もするから、おかしい。
この頃、お盆過ぎから本を捜してもこれ。と思うのがなく家にある未読本出して読んだりばっかりで、本屋へも惰性で行くような感じがしていやだったが、今日はひさしぶりにみっけ本に出会う。元町へ出て暑いので、また歩く距離を最短にして本を見ていると、すこし置き方が変わっていて、ちくま文庫の棚で『るきさん』を手に取り、なんだか良いなぁ。と買った。高野文子のマンガは読んだことなかったが、これが読み始めると、やめられなくなる。モデルは自分自身かな?るきさんのファン多そうだね。東京でひとり暮らしのハイミス女性は、皆読んでるんじゃないかなぁと思うような、独特の世界を持っている。職場にまで読みかけで仕事に行く時間になったので持って行ってすこし読んだ。
ちょっと他のも探してみたくなったが、苗マガにすこし書くと早速、メールが来ていたからファンは多いんだなぁ。知らない私が、遅れているのかも。
久しぶりに本をゲットして、うれしくなった。牡丹園でやきそばを食べてカフェ・アズマで今日はアイスオーレを飲む。都築道夫の『少年小説コレクション』(本の雑誌)が平台にあって、パラパラと読んでう〜む。と買おうか迷ってたので、その話しをしたら、だから日本人は読まないとかブツブツ言われたが、ゴソゴソしてるなと思ってたら古い映画評の文庫を見せられた。都築道夫は好きじゃないんだ、とかでその本もヒッチコックの映画評を書いてるが、もひとつだね。とかなんとか。ふーん映画好きなんだ。と言うと、そりゃあミステリ作家は皆、海外のミステリをマネしてるから原作がミステリの映画は観るだろう。と、成るほどとまた、ひとつ賢くなる。古本屋行けば、一杯あるよと、ここらあたりと教えて貰うが、ほんと好きじゃない作家のことでもよう知ってはる。
アズマを出て、モトコーへ入りその古本屋を覗いたりするがうるさそうでスケベそうなおやじが、べとっと立っててジロジロと見て動かないので又にする。狭いからすれ違うにも体が当たるのに真ん中で見られちゃ、本を見れまへん。古本屋は好きだが、この手のしつこそーなスケベっぽい古本屋で時どき見かけるおやじは嫌いだ。て、いうか女がいると舐めるように見るのだ。退いたら見ようと思ってるのに、うんざりするほどしつこくいるしね。多分、ケチだろうし。
しかし、別の古本屋で何気なく入ると、本の雑誌16号が100円でポンと置いてある。これはうれしい。多分前に買ってるがどこにあるかわからないので古いのを探してたとこだったから。帰りの電車で読んでたが、悪いが今のより勢いもないようも10倍面白い。