六月はじまり

今週は、月曜に出ていったきりで、あとは家と仕事場の回りだけをうろうろ。今日も出て行こうかな、と思ってたのが車を新しく買い換えたのが車検証のコピーが必要になり自宅へファクスして、と電話で言うのが嫌なのでファクスしたら、すぐ送られてきたが、3CMほどの紙切れしか出てこず、どうやら壊れたらしい。仕方がないので、自転車でガリバーまで走りコピーを貰う。
そのまま西へ走り甲南まで行き商店街にあるフェニックスでアイスコーヒーを飲む。この頃、ここが気に入り毎週来てるな。運動不足気味なので、良い運動にもなるもんね。この店はオムライスがある、ドライカレーもある。コーヒーもそれなりにおいしいのだ。それに新聞が6紙あり、週刊誌もかなり置いている、昔風の喫茶店なわけ。行くと、いつもカウンターの真ん中で新聞を読んでいる60代らしい男性が長い時間座っている。座ると、奥さんが水を持ってきて冷麺はじめました。と言うのがはじめわからず聞き返した。隣の女性にも同じことを言い、それ。と注文していて来たのを見ると野菜たっぷりの洋風な冷麺でおいしそうだったなぁ。
家に戻り、仕事に行くまで寝ころんでモトコーのマルキで100円で買った『マンボウおもちゃ箱』をパラパラと読んでた。北杜夫は、二冊ほどしか読んでないが今、読んでもおもしろい。ひどい躁鬱病で苦しんでいて、それが本業に精神科の医者だったのが普通だとおかしいんだろけど、それが作家に本気でなってしまった北杜夫の自分でも、治せない苦しみなんだろうな。自分で精神の具合を診察はできないのかな、わかっててもどうにもならないのかな。まだ高校生の時に、父親の斉藤茂吉のことを書いたエッセイを読んだがとても厳しい親で、20歳までタバコ、酒は絶対禁止。あれこれ口うるさい人だったような感じだった。医者になるのも、かなり命令的だったと思う(ン十年前に読んで本もないから、あやしい)。斉藤茂吉つうと、、中学生の時しみじみ何度も読んだ俳人で、その人がお父さんだなんてと、わけもなくひえってな感じなのだった。(あんたはミーハーか) しかし偉大な父親を持つと息子は大変な目に遭うのは、どこもほぼそうらしい。だから、父とは反対なユーモア溢れるのが書けるんだろな。
躁鬱といえば、作家には欝病はかなり多いらしいしユーモアのある文体を書く人に多い気がするけど、そんなのもどこか共通した原因があるのかなぁ。