ざんねーん

nae586252005-05-21

やっと来た土曜の休み。今週は、体も神経もお疲れでしんどかったぁ。朝もゆっくり寝る積もりなのに貧乏性なのか、6時半には起きてしまう。朝から、ゆっくり歩いてモーニングセットを行き着けの喫茶店で食べながら、神戸新聞を読む。土曜欄に古本のコラムが小さくあり、それを読むのを気をつけている。ウチは朝日新聞なのだ。
一度、帰り二週間ぶりに西宮「ブ」へウキウキした気分で車で出かける。毎週ほぼ来ているので先週は、行けなかった。なんでだろ?あ、土曜は仕事で日曜は家族がバラバラで出かけたんだった。ここで前に見つけた石垣りんの詩集を買おうと思ってたのだ。しかし、なんちゅうこっちゃ、どこを捜してもありまへんがな。前に、へぇ、りんさんの本あるんだ。と一冊だけしか買わずに今度まであるだろうと思ったのが甘かった。未練たらしく他の棚も「い」の所をなめるように見るが、ない。それにここも業者が来るみたいで、めぼしい本がさっぱりない。いやらしいネット古書屋が焼畑みたいに荒らしに来たんだろか。最早、ブそのものよりなんだか陰気でヤな感じがする。と言ったら、言いすぎなのかな。
仕方なく手ぶらで帰ろうとしたが、ようやくせかちゅーが105円であったので4冊並んでる中から、一番きれいなのを抜く。これ、半額の棚にもあったが100均でもあるんだよ。
しかし帰ってから、読みはじめると2ページでうんざりしてやめた。娘に読ませてやろう。ブームてのは、恐ろしい。猫も杓子も本買うんだから。オビは、二重になってて下のオビがあの「泣きながら一気に読みました。」てのだった。ふーん。どんな神経してんだろ。アホくさくて、全然泣けないよ。(なんて言うと怒られるかもだけど本音なんだから仕様がない) しかし、石垣りん、くやしいなぁ。泣くって言うと、この人の詩を読みながら泣くことはあるな。おかしいかもしんないが、自分の書いたのを読んで泣くこともよくある。一番泣くのは、二年前に出した本に入れた「クリスマスプレゼント」って小文だよ。仮設住宅でひとりで住んでいた、おばあさんのこと。思い出すだけで泣けてしまう。あの、おせんべい今でも紙に包んだまましまってある。今、まだ生きてるのかな。
泣くって言えば、この前モトコーの古本屋さんでしゃべってた時に黒木書店の話しが出た時も、泣きそうになった。やっぱり黒木さん神戸ではちょっと格が違う古本屋だったんだなぁ。話してて、店の奥で今でも座っているような気持になってた。