ルーズな人はどこにもいる

nae586252005-04-18

このところ快晴の日が続いていて、調子が良い。春になると、ぼんやりして頭も春特有の憂鬱病のようになるのが嫌なんだが、今年は夏に近くなったようなさわやかさがある。
あちこちで引用されているけど「四月は残酷な月」の意味、なんだかわかる。村上春樹の『ノルウェイの森』でも四月の春爛漫を過ごした僕が、この残酷な月だった。(下の最後の方)桜が散って、ぼんやりと暖かすぎて木の芽が出てくる季節は、たしかに気がまともじゃなくなりそうになる。
同じ四月つながりで、『四月物語』という映画があったなぁ。余りヒットしなかったけど国立付近の桜がザーッと花の雨で降っていた。東京には桜がきれいな道があるんだね。
月曜はひとりで出れるので、大抵出かけてしまうんだが、今日もふらふらと電車に乗っていた。電車のハコの中は光が溢れて暑いぐらい。今年は白や水色のハーフコートが流行してるみたいで暑いのに、皆同じような春コートを着ている。神戸って、よくおしゃれだと言われるが、確かに一時代前ははっとするような着こなしのきれいな服を着て、颯爽と歩いている人を見かけた。今は、皆、流行を追いすぎというか同じ服ばかりでつまらない。個性がないって言うんだろね。でも私はおよそ流行の服を着ることも買うこともないから言いようがないのかも知れませんが。10年前の服を普通に着るもんな。
そうだ朝、待ち合わせして行き着けの喫茶○で近所に住むMさんと8時45分にとご丁寧に今朝、確認の電話まであった。洗濯中だったので慌てて干してから8時40分に着いたけど、さっぱり来ない。Mさんの子どもが今春、小学校に入学し私の子に何度かお祝いを貰っていたので、ファミリアで下敷をプレゼント用に包装してもらい渡す為だったが、コーヒーを飲んで9時15分になっても来ない。Mさんは旦那さんの方が昔からの友達だが、奥さんは前も約束を忘れていたことがあり、信用できなくなってたのを改めて確認したのだが18分に入ってきて、「出る前に電話してたので」遅れたのだとか。しかしね、電話は切れるものだよ。仕事ならクビかもしれない。言いたくないが、専業の主婦だった。仕事している女性は、時間に平気で30分遅れないと思う。下敷を渡して話すこともないんだが、あとで友達の旦那の方が来たので、こちらと神戸の昔の友達の近況をきいたりしゃべる。Mさん、前にこっちで全然付き合いがない。と言ってたが、そりゃそうだろう。ルーズな人はどこにでもいるが友達にはしたくない。電話してたから30分、仕事に平気で遅刻できる人は信用されないし来なくていいといわれるのと一緒なんだよ。約束って、そんなもの。