さくらは満開なれど

nae586252005-04-09

もうどこを歩いても桜は、満開だ。なのにゆっくり花見弁当持って桜の下でゴザ広げて観桜をしたくても、するヒマがない。なんだか急にいそがしい。
朝から、子の入学式に出るため用意して須磨方面へ行く。珍しくダンナが車で送ってやるとかで却って停滞(そりゃ花見に行く人も多いだろ)に合い、9時半ぎりぎりに着く。おまけに式は長くて退屈で仕方がない。この間に、桜を見に須磨浦公園を歩きたい。終わってから見にいきたいと思うけど、一応正装しているし子も真新しい制服姿なので近くの料亭で母と連れの旧同僚の西山さんと合流して「うお仙」へ。海辺の地元では有名な店。高いが、確かにおいしい。西山のおばさんから、手作りの、いかなごくぎ煮を1㎏いただく。彷徨舎の田村さんに、これで持っていける。手持ちが全部なくなってしまったので五月に東京行く時までに買おうかと思ってたのだ。これ、市場で買うとバカバカしいほど高い。200gが500円で、デパートだと1000円もする。自分で作ったら1㎏1000円でできるのだからアホらしくて買う気が起きないよ。
夜、今度は三宮へ読書会の集まりがあり出て行く時、駅の横の小さな公園に桜の木があり、ライトに照らされて夜桜をはじめて見た。きれいだなぁ。もうちらちら散りだしている。
夜桜は、最近は大阪のお初天神の桜を見た時余りの美しさに見とれた。古い神社の社の前に満開の桜が頭に触れそうなほど咲いていた。幽玄という言葉を、ふと思い浮かべさせていたな。大阪って、どこもかしこもビルや店を建ててしまうが流石に神社まではつぶさないらしい。街に緑がないしケバい看板が多すぎる。そりゃあ大阪城公園や大きな公園へ行けば桜も緑もあるが、普通にあるく道に花見をできるような風情はないよなぁ。桜一本のスペースがあれば店一軒作ったほうがもうかりまっせ。という街な感じというと怒られるんだろうか。
今日は、ちょっと気になっていたメールの返事が来ていた。来月から連載を持つことになるので、決まると頭で練っていた原稿をとりあえずパソコンに打ち込む。もう原稿用紙になんて書けないもんね。5枚分のうち2枚書けたとこで、家族が帰ってきたので一旦やめて保存。しかし思っていた内容から、どんどんずれて思わぬ内容に変わるのに、いつもだが自分でも、どうなるのかおかしい。これで、いいんじゃないの。というより、これしかできない。もし、どこかから無記名で書評の依頼とか来ても私にはできないだろうね。今度の原稿も自分のもので書いて良いとOKされたからだし。これから締切があり原稿書きをするのだけど、そんなのがちょっと久しぶりで気分が高まる。