本を拾う

いやまあドタバタな水曜日。朝から今日も暑い。父親が三ヵ月も入院
していたのが退院になり実家経由でタクシーで母親と六アイの病院へ
行くと、父親はすっかり着替えて靴もはいてベッドに座って待っている。
家に帰るのだと気力がそうさせるのかね。請求書を持って一階の受付で
入院費を払うが預かっていたお金が足らず、カードで支払う。高いねぇ
しかも領収書を見せないと退院できないと言われる。なんでも金なんです
よ世の中は。
介護タクシーで実家まで、もう蝉がないてるよ。部屋に入りすぐクーラー
を入れて着替えてベッドに寝る。母親は今までひとりで気楽にしていたの
が父親が帰ってきて、呼ばれるしあれこれ荷物を出したりで疲れきっている。
昼食を宅配で届いている介護食の鮭のクリーム煮冷凍を電子レンジで解凍し
鍋でお粥をつくり、とろみの粉をかけて出すが少し塩をかけるとおいしい
と全部食べた。しばらく座ってテレビを見ている。音をだしてテレビを見た
かったと。しかしこれから大変だろなぁといちいち口うるさい父親の介護
を思うと、心底うんざりしてくる。やれやれ
しかし神サマは可哀想にと思われてか、おめぐみのように幸運をくださる
らしい。実家へ行く道に朝に古紙回収の古本ばかり縄でしばったのが十本
ほど道に置いてあり、どうしても見過ごせず見ると一冊すごく興味あるのが
上に置いてあってそのまま行けず、本の束を持って実家へいきすぐ縄を切って
その本を出して見ると、これが大当たり。見たことのないレアな雑誌だった。
わーい、と浮かれてる場合じゃないがしんどいことばかりでこんなのも無いと
やってらんないよ。
一応、他の本の束も全部見てしまう己のサガよ・・・やれやれ