スクランブル

朝早くに起きる、六時過ぎだが家族は皆バタバタと仕事へ出ていく。こんなに早く行かなくても
良いんだが、皆さん仕事前にすることがあり7時には誰もいない。冬は夜が明けるのが遅く、
6時代だと夜明けの空が見えて、日が昇るのをきりっとしたまだ一日のはじまったばかりの空を
眺めるのも悪くない。
今日は11時に某所へ行く約束があり、いつもの散歩コースからだと遠いしどうしようかなーと
コーヒーを家で飲んでいたが、たまには違うとこへ行こうと歩いてそれでも五分ほどのロイヤル
ホストでモーニングセットをたべた。近い割に余り来ないが、その理由がよくわかった。
客も三組だけで、隣は一歳半ぐらいの女の子を連れた親子三人だ。あとは一人の男性が離れて
座ってコーヒーだけ飲んでいる。メニューを見て、スクランブルエッグとトーストとコーヒー
のセットを注文する。その間、隣の女の子がずっと同じ言葉を繰り返して靴をはいたまま足で
ソファをドンドン蹴っていて、うるさく席を替えてもらおうかと思ってたら料理とコーヒーが
来てしまう。しかし何もかもマニュアル通りでコーヒーは機械で自動落としのぬるいので不味い
し、料理も手をかけてなく機械が作ったようなの。いつもは個人の喫茶店でマスターが手作りで
作るハムエッグとサラダと焼けたトーストと、熱くておいしい人が淹れたコーヒーを飲んでいる
のを思う。こんだけ不味いモーニングを食べたのも久しぶりだねー うるさいガキがいても
マニュアルが歩いているようなウェイトレスは知らぬふりしてるし。それで695円払う。
そのうち、こんな店ばかりになってロボットがエプロンつけて店の中で動いて機械で作った
モノや飲み物を食べて飲んでてばかりなるんじゃないかと、ほんとにありそうだよ。
わたしゃ時代遅れなのか_? コンビニの弁当をチンして食べるのも嫌だ。不味いから。