宮本輝ウィーク

nae586252016-06-22

六月も、やっとてな感じで後半に。なんだか長いなぁ今月・・・梅雨なので仕方ないけど
今朝も、朝はどんより曇りで午後から雨が降る。外はかなりムシムシで不快指数が高そう
だんだん着る服がなくなり、夏のTシャツをタンスから引っ張り出して着る。
六月なってから、たまたま買って積んでいた百均で買った本、「流転の海」宮本輝をパラ
と読みだし(実は二回目)神戸の御影が出てきて、そうだ宮本輝は神戸生まれだ。御影で
生まれたのかなとか、主人公の熊吾は父親のことらしく自伝小説、まぁ理屈抜きにしても
面白い。読むのが早いので、すぐ読み終えてしまい駅前のブック1で「道頓堀川」を買って
読み、西宮ブックオフで「地の星」と「泥の川・蛍川」も買いこれもすぐ読み終えてしまった。
かなり前に出てすぐに一度読んでいるけど、なんだか今の年齢で読む方が面白いなぁと思う。
作家は一生に一度、父親母親のことを書いた自伝小説を生きている間にみたいな思いで書く
ように思うのがある。そんな小説が私は好きで、白川道の「病葉流れて」も少し前に全部
読み通してしまった。8冊ほどあったし最新刊のは亡くなる少し前に出たと思う。
全然、小説のタイプも内容も違うけど自身の生い立ちを両親や家のことを書いた自伝の小説
は他のとは違うもんね。戦後の混乱期に幼少期を過ごした年代も同じだ。
「流転の海」で、神戸から愛媛県宇和島に体が弱いので、かなり成功していた事業を全部
たたんで所謂、田舎に引っ込み暮らし二年後にまた大阪の土佐堀川の近くで住み小学生になる
直前までの話で、これは「泥の川」にある。そこで今度は日本海側の寒いところへ引越しと
流転は続く「蛍川」がここの場所だ。また事業に失敗して大阪近くに引越して貧乏な暮らしで
大学を卒業するのは「道頓堀川」にある。
勿論、小説なのでそのとおりでは無い。でも自分の経験をもとに書いている。宮本輝てうまいなぁ
と今更なことを思うちょるわけです。やれやれ
読むのが早いと次の本をすぐ買いに行かないといけないのが困る。